世界最速で2026年W杯予選を突破した日本代表。
今月の代表戦で代表デビューを果たした選手のひとりが、FC東京で活躍する21歳の俵積田晃太(たわらつみだ こうた)。
右利きで左サイドを主戦場としているJリーグ屈指のドリブラーだ。
その俵積田は、フジテレビ系列の『MONDAY FOOTBALL みんなのJ』で、ジーニアスと呼ばれた元日本代表FW柿谷曜一朗と対談。
昨季限りで引退した35歳の柿谷は、「早速、僕をドリブルで抜いてほしいなと。俵積田選手といえば、ドリブル。(それを)味わってみたいのと、ドリブルの極意を肌で感じて、みんなに伝えてみたいと思うので。多分、僕、まだ動けるので、ちゃんとディフェンスしますよ(笑)」と宣言。
だが、対峙した瞬間に置き去りにされると、「あ、ちょっと待って、待って。俺、引退したんだったわ、全然ダメだ(笑)」とすぐに降参していた。
スピードに乗っている際は、カットインも縦にも行けるようにアウトサイドでのボールタッチで仕掛けるのが基本だという俵積田。そのすごさを柿谷はこう解説している。
「一番すごいなと思うのは、こっち(中)にドリブルした後に斜めに入っていくスピードが、Jリーグいや、海外で見てもトップレベルで速い。カットインしてから、もう一回(相手)選手の後ろに潜り込むドリブルをよくする」
カットインで一度相手を置き去りにした後に、さらにその背後へとドリブルでえぐる形だ。
俵積田は、カットインして相手がついてこれなかった場合にシュートを狙うよりもさらに縦に行くほうが怖さがあり、相手は嫌だと感じているはずとそのプレーを自ら説明。
柿谷は「そのスピードが尋常じゃないくらい速いから、対峙する選手は止められないとしか言えない」と脱帽していた。