
サッカー選手の給料は今、かつてないほどに高くなっている。スポーツビジネスが急速にグローバル化していく中で、選手に支払われる報酬はうなぎのぼりとなっている。
今回は『Planet Football』から「ヨーロッパのトップ5リーグで最も高額な報酬を得ている選手」のTOP5をご紹介する。
5位:ダヴィド・アラバ
クラブ:レアル・マドリー
代表:オーストリア
年俸:2230万ユーロ(およそ38.45億円)
現在ヨーロッパ5大リーグで5番目の給与を受け取っているのは、レアル・マドリーでプレーしているオーストリア代表DFのダヴィド・アラバだ。
2021年にバイエルン・ミュンヘンからフリーで加入した彼は、移籍金が必要なかったこともあってクラブから好条件の給与を引き出した。
その投資の価値はチャンピオンズリーグ優勝というタイトルで証明されたが、不運にもその後の大ケガによって長くピッチから離れることになった。
4位:モハメド・サラー

クラブ:リヴァプール
代表:エジプト
年俸:2400万ユーロ(およそ41.38億円)
ヨーロッパの5大リーグの中で、リヴァプールのファラオを上回る成績を収めている選手はほとんどいない。
サラーは昨季契約満了が近づいていたが、タイトルを獲得した4月になってようやくそれを延長することを決めた。2027年までアンフィールドでプレーすることになるだろう。
給料はそのためにこのタイミングで上昇しており、年俸は現在2400万ユーロほどになっているとのこと。
3位:ハリー・ケイン

クラブ:バイエルン・ミュンヘン
代表:イングランド
年俸:2500万ユーロ(およそ43.11億円)
バイエルン・ミュンヘンに移籍してからようやく「タイトルが取れるストライカー」になったハリー・ケイン。30代にしてそのキャリアは結果として花開いた。
トッテナムからドイツに移籍したとき、給与額はクラブの歴史上最も高額なものが打診されたという。あのレヴァンドフスキをも超える、年俸2500万ユーロの条件だったとか。
その投資はハリー・ケインが残し続けている結果によって報われており、バイエルンにとっても非常に成功を収めた取引であった。
2位:キリアン・エムバペ

クラブ:レアル・マドリー
代表:フランス
年俸:3100万ユーロ(およそ53.45億円)
報道によれば、パリ・サンジェルマンからレアル・マドリーへと昨年夏に移籍した際、キリアン・エムバペの給料は「半額程度」にまで下がっているという。
しかしながら、それでもレアル・マドリーが彼に支払っているのは安い額ではない。むしろ世界でもトップクラスの年俸だ。
昨季クラブは無冠に終わったものの、エムバペは結局公式戦44ゴールを決めてヨーロッパ・ゴールデンシューを獲得。批判されながらも期待に答える結果を残した。
1位:アーリング・ハーランド

クラブ:マンチェスター・シティ
代表:ノルウェー
年俸:3200万ユーロ(およそ55.17億円)
ヨーロッパサッカー界最高額の年俸を貰っているのは、マンチェスター・シティの若きエースであるアーリング・ハーランド。
脅威的な得点力とアスリート能力を兼備しているノルウェー出身のストライカーは、推定年俸でおよそ3200万ユーロほどの額を受け取っているとされている。
しかも、その契約は2034年までというとんでもない長期間のもの。サッカーの歴史上でもこれだけの年俸総額を約束された選手はほとんどいない。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。