今月にベガルタ仙台などの監督を務めた経験を持つ手倉森誠監督を解任したベトナムの名門ハノイFC。
ベトナムメディア『DAN VIET』によると、ハノイFCの後任候補に、昨季途中まで横浜F・マリノスの監督を務めていた元オーストラリア代表FWハリー・キューウェル氏の名前が浮上しているという。
ハノイFCは今季、深刻な成績不振に陥り、現在はリーグ戦で14チーム中暫定9位と低迷している。
今月に入り、ハノイFCは手倉森監督を解任し、現在は足達勇輔テクニカルディレクターが暫定的に指揮を執っているが、クラブは長期的なチーム再建に向けて新たな指揮官を探している状況だ。
そうした中、ハノイFCが白羽の矢を立てた人物が、昨季途中に横浜FMの監督を解任されたキューウェル氏。
現在47歳の同氏は、現役時代にリーズ・ユナイテッドやリヴァプールなどイングランドを中心に活躍したストライカーで、2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは、リヴァプールの主力選手としてビッグイヤー獲得に貢献した。
現役引退後はイングランド下部リーグの複数クラブの監督を務めたが、指導者としてのキャリアは選手時代と比べて華々しくない。横浜FMでは約半年で解任されている。
欧州の舞台やオーストラリア代表で活躍した元スター選手の監督招へいが実現すれば、クラブにとって大きな話題となることは間違いない。
また、Jリーグファンにとっても、再び元Jリーグと縁がある監督の就任が決まれば注目のニュースとなりそうだ。