
10月14日に日本代表が対戦することになるブラジル。その国内リーグはヨーロッパから遠く離れていることもあり、あまり話題にはあがってこないものの、数多くのスター選手がプレーしている。
今回は『Planet Football』から「ブラジルの国内リーグで現役を続けている意外なスター選手たち」をご紹介する。
メンフィス・デパイ
所属クラブ:コリンチャンス
国籍:オランダ
これまで所属した主なクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、リヨン、バルセロナなど
現在の年齢:31歳
かつてマンェスター・ユナイテッドなど欧州のトップクラブで活躍を見せたオランダ代表FWメンフィス・デパイ。彼は2024年に突如ブラジルの名門クラブであるコリンチャンスへとやってきた。
豊かな実績に加えて、個性的なプレースタイルやライフスタイル、ゴール後のセレブレーションは世界中のファンに知られている存在。ブラジルにやってきてからもそのフィジカルと技術でサポーターの心を掴んだ。
今季はこれまで公式戦39試合で8ゴール10アシスト。全盛期と比較すれば怪我による欠場が増加しているものの、その中でも確実にその実力を発揮している。
フィリペ・コウチーニョ

所属クラブ:ヴァスコ・ダ・ガマ
国籍:ブラジル
これまで所属した主なクラブ:リヴァプール、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘンなど
現在の年齢:33歳
かつてフィリペ・コウチーニョはイングランド・プレミアリーグで最も恐れられるほどの創造性を持ったファンタジスタであった。小さな体に豊かな技術と爆発力を備え、リヴァプールの中核としてユルゲン・クロップ監督の懐刀となった。
最終的にはバルセロナが彼を1億ポンド以上の額で獲得したが、それが彼のキャリアを狂わせてしまったことは周知の事実である。
彼はその後苦しい数年間を過ごしたが、アストン・ヴィラとの契約を解除した後、古巣でもあるヴァスコ・ダ・ガマに加入。サッカーの喜びを取り戻すかのように、時折息を呑むようなプレーを見せている。
チアゴ・シウヴァ

所属クラブ:フルミネンセ
国籍:ブラジル
これまで所属した主なクラブ:ミラン、PSG、チェルシーなど
現在の年齢:41歳
チアゴ・シウヴァは2009年にフルミネンセを離れ、ブラジルから旅立った。そしてACミランと契約を結び、ヨーロッパでの輝かしいキャリアをスタートさせた。
それから長く数々のビッグクラブで活躍を見せ、ブラジル代表でも中心的な存在に。
そして2024年に彼は古巣フルミネンセに復帰。40代になっていた彼であるが、引退を目前に控えていることを微塵も感じさせないプレーを見せ、下位に沈んでいたチームを10試合連続無失点に導き、降格から救った。
フッキ

所属クラブ:アトレチコ・ミネイロ
国籍:ブラジル
これまで所属した主なクラブ:川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴェルディ、ポルト、ゼニト・サンクトペテルブルクなど
現在の年齢:39歳
ガッチリとした体格と爆発的な左足のキックを備えていることで知られるフッキ。ブラジル代表でも活躍を見せた彼はすでに39歳となっているが、まだまだ現役バリバリだ。
2021年にヨーロッパとアジアでのキャリアを終えて母国に戻った彼は、キャリアの締めくくりをするどころか、水を得た魚のようにプレーの楽しさを再発見したようだ。
ブラジルに復帰したフッキは5シーズンで公式戦271試合に出場して130ゴールを奪取。キャリアハイに近い成績を残している。
マルティン・ブレイスウェイト

所属クラブ:グレミオ
国籍:デンマーク
これまで所属した主なクラブ:トゥールーズ、バルセロナ、エスパニョールなど
現在の年齢:34歳
デンマーク代表として活躍した快速ストライカーのブレイスウェイト。レガネスに所属していた時、突如バルセロナへのステップアップを果たしたことで大きな話題を集めた。
バルセロナではその後出場機会が減少したために契約解除の憂き目にあったが、エスパニョールで2部の得点王となって復活をアピール。2024年にはブラジルの名門グレミオへと移籍することを決断した。
アメリカに去ったルイス・スアレスの後釜として起用され、その期待に答えるようにゴールを量産。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。