度重なる怪我により、7月4日に双方合意のもとアーセナルとの契約を解除した冨安健洋。

現在はフリーの立場となっており、来年のワールドカップに向けてどこのクラブで再起を図るのかに大きな注目が集まっている。

そんな26歳の日本代表DFが、古巣Jリーグクラブと興味深い取り組みを行っている。

J1のアビスパ福岡は24日、アカデミーが冨安と共同で実施している『TOMIYASU×AVISPAプログラム』を開催し、冨安から新たなアカデミー支援を受けることが決定したと発表した。

『TOMIYASU×AVISPAプログラム』は、冨安の志に基づき、「世界に挑戦できる環境を整備し、意志あるアカデミー選手の強化へ役立てる」ことを目的とした支援プログラム。未来のプロフェッショナル育成に向け、アビスパ福岡のアカデミービジョンを実現する一助として継続的に展開していくという。

今回発表された各種支援は以下の通り。

■1.個人短期留学プログラム支援

過去実施した、TOMIYASU×AVISPAプログラム参加者の中から、将来的にプロとしての活躍が期待される選手を対象に海外クラブへの短期留学を実施。渡航費、現地滞在費などかかる費用の全額を支援。

ブラジル:8月1日から8月14日
ドイツ:8月5日から8月19日
※詳細は後日発表。

■2.ユース海外遠征支援

過去実施した、TOMIYASU×AVISPAプログラムに関わりの深いユース年代の選手を対象に、夏期予定している海外遠征費用の一部支援。ユースチームは、後期シーズンに向けた実戦強化として、現地での試合・トレーニング・文化体験を実施予定。

■3.アカデミー強化育成活動費支援

上記以外の強化育成活動への支援に加え、アカデミー選手に対する費用補填を含めた支援。

個人短期留学プログラム支援では、渡航費、現地滞在費などかかる費用の全額を支援!日ごろからアビスパ愛を語っている冨安らしい充実の内容と言えそうだ。

冨安は今回の『TOMIYASU×AVISPAプログラム』の中で「ユース年代に来させてもらった時に言っているのは、『ここにいちゃダメだよ』というところは伝えさせてもらっていて。というのも、この年代でトップチームにいても全然おかしくはないわけなので、自分はここにいちゃいけない選手だよというところを、トップチームやアカデミーのスタッフにピッチ上で表現していかないと」と語っている。

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