今夏の移籍市場でJ1の横浜F・マリノスを退団し、シンガポール1部の強豪ライオン・シティ・セーラーズに加入したブラジル人FWアンデルソン・ロペス。
22日に行われたタンジョン・パガー・ユナイテッドとのリーグ戦で、移籍後初ゴールを挙げた。
5-0で大きくリードした展開で、ロペスは後半27分に途中出場でピッチに立った。
後半39分にペナルティエリア手前で縦パスを受けたブラジル人FWは、トラップで前を向いて左足でミドルシュート。相手DFに当たったボールはコースが変わり、GKの逆を突く形でゴールネットを揺らした。
ロペスは2023シーズン、2024シーズンの2シーズン連続でJ1得点王に輝いた。
シンガポールリーグ屈指の外国人FWとしてライオン・シティ・セーラーズへ加入したロペスだが、ここまで公式戦5試合に出場して得点を挙げられずにいた。
公式戦6試合目となったこの日は、途中出場から躍動。後半39分の移籍後初ゴールに続き、後半アディショナルタイムにもボックス内で狙いすました左足のグラウンダーのシュートで2ゴール目を記録した。
最終的にライオン・シティ・セーラーズは7-0で大勝した。
クラブ公式サイトによると、同クラブを率いるアレクサンドル・ランコヴィッチ監督は、移籍後初ゴールを含む2得点を挙げたロペスを次のように評価した。
「アンデルソンは途中出場した後、とても良かった。もしかしたら、彼はもう一つ得点できていたかもしれませんね」
続けて同監督は「このポジションには4人の選手がいます。全員がプレーできるし、全員が先発できる」と、ストライカーの人選についてうれしい悩みを吐露した。
同ポジションには、ロペスの他に元U-20ドイツ代表FWレンナルト・ティーと、シンガポール代表FWアブドゥル・ラサクがしのぎを削っている。昨季のAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)で決勝まで進出したチームの選手層の厚さがうかがえる。

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