日本代表は10日、2026年ワールドカップアジア最終予選でインドネシア代表と対戦し、6-0で勝利した。

5日に行われた敵地のオーストラリア戦で今予選初黒星を喫した日本。

すでに3月に世界最速で本大会出場を決めており大幅にメンバー変更して臨んだ試合だったが、優位に進めながら終了間際の失点でよもやの敗戦となった。

このインドネシア戦では遠藤航、久保建英が先発に復帰するなどオーストラリア戦から9名が変更。ただ町田浩樹、渡辺剛、熊坂光希の3選手が負傷で離脱した事情もあり、経験の浅い選手たちが名を連ねた。

(インドネシア戦の先発メンバー)

GK(1):
12 大迫敬介

DF(3):
3 高井幸大
22 瀬古歩夢
4 鈴木淳之介
MF(6):
6 遠藤航
5 佐野海舟
17 森下龍矢
14 三戸舜介
10 久保建英(C)
15 鎌田大地
FW(1):
18 町野修斗

試合は、開始からホームの日本が圧倒した。

15分にはA代表デビューとなった三戸のクロスを、鎌田大地が頭で合わせて先制点。19分には、この日ゲームキャプテンを務めた久保建英が右足でシュートを決めて突き放す。

前半終了間際には、久保のパスを受けた鎌田が冷静なプレーでこの日2点目のゴールを決めた。

55分には、ポーランドでの活躍で代表復帰した森下龍矢が右足ボレーで代表初ゴールを記録し4点目。その3分後、久保のお膳立てからこの日2アシストの町野が、2022年7月以来となる代表でのゴールを決めた。

61分には初招集の佐野航大が途中投入され、佐野兄弟がそろってピッチに。兄弟でそろって試合に出場するのは、佐藤勇人・寿人の佐藤兄弟以来19年ぶりとなった。

また69分には久保に代わって18歳の佐藤龍之介が投入され、代表デビュー。

80分には途中出場の細谷真大が押し込んで6点目を決めた。

オランダ生まれの選手を大量に帰化させ、急成長を遂げていたインドネシア。

前節中国戦の勝利でプレーオフ圏内の4位以内を確定させていたため、この試合の勝敗は本大会出場に直結しなかったが日本に力の違いを見せつけられる格好となった。

これで予選の全日程を終えた日本は来月、東アジアE-1サッカー選手権で韓国、香港、中国、韓国と対戦する。

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