先月25日、J2のV・ファーレン長崎は、安部大晴がスイス1部のルツェルンにレンタル移籍すると発表した。
安部は21歳のMFで、生え抜きとしてプレーしてきた長崎では現役高校生Jリーガーとしても話題になった選手だ。
加入直後の26日にはスイスリーグ開幕戦でいきなり起用されたが、『Blick』によれば、早くも愛される存在になっているようだ。
「この日本人選手はまだ英語もドイツ語もほとんど理解していない。それでも、彼はチームを既にすっかり虜にしている」とのこと。
マリオ・フリック監督もジョーク交じりにこう話している。
「選手が私の言うことを理解してくれなくても、必ずしも悪いことじゃないかもしれないね。
彼はすでにいくつかのフレーズを覚えたよ。例えば『グーテン・モルゲン』(ドイツ語でおはよう)とかね。
(言葉はまだ習得中だが)彼は素晴らしい技術とビジョンを持っている」
とてもオープンで明るい性格だという安部は、チームに馴染みつつあり、ドイツ語も熱心に勉強しているとのこと。
なお、フリック監督は、3-5-1-1の新システムを試しているとか。