2002年の日韓大会以降、W杯の舞台から遠ざかっている中国。
2026年大会のアジア最終予選では日本代表と同じグループCを戦ったが、最終節を残して敗退が決まった。
『Sohu』などによれば、中国代表のレジェンドであるファン・ジーイは、帰化選手のセルジーニョがチームの足を引っ張ったとして激怒していたとか。
55歳のファン・ジーイは、2002年日韓W杯を含めて中国代表として100試合以上に出場したレジェンド。精神的支柱として主将を長く務め、抜群の統率力でチームを牽引し、“大将軍”との愛称で呼ばれた人物でもある。
ファン・ジーイは、中国が0-1で敗れた5日のインドネシア戦でこう指摘していたそう。
「代表チームには大きな役割を果たせなかったポジションが2つある。特にセルジーニョだ。彼は試合全体を通してどのような役割を果たしたのか教えてくれ」
30歳のセルジーニョはブラジル出身のMF。2018年~2019年まで鹿島アントラーズでプレーした後、2020年から中国でプレーしている。中国国籍の取得が完了すると、今年3月のオーストラリアで代表戦デビューし、インドネシア戦は出場2試合目だった。
現地では彼をスケープゴートするのは間違いとしつつも、早くも代表構想説がささやかれている。
「セルジーニョの中国での年俸は150万ユーロ(2.4億円)だったというが、今となっては、この帰化費用は無駄だったようだ。今回の敗戦は帰化選手のせいばかりではない、国内選手のレベルが相対的に低かったことも大きく関係している」
「問題はセルジーニョだけに起因するものではない。
中国はブランコ・イヴァンコヴィッチ監督の退任もささやかれているが、7月のE-1で日本とも対戦する。