5日に行われた2026年ワールドカップのアジア最終予選(3次予選)。

グループCで3位のサウジアラビアは5位のバーレーンと対戦し、ムサブ・アル・ジュワイルとアブドゥラフマン・アル・アブードとゴールで2-0の勝利を収めた。

アウェイでの難しい一戦をきっちりものにした形だが、直前の試合で2位のオーストラリアが1位の日本に劇的勝利。最終節の直接対決を前に勝点差を詰めることができなかった。

2位オーストラリアと3位サウジの勝点差は3ポイント。ただ、得失点差はオーストラリアの+8に対しサウジは0と大きな開きがあり、サウジが直接対決で5点差の勝利を収めない限り順位が入れ替わることはない。

サウジのエルヴェ・ルナール監督はバーレーン戦後の記者会見でサポーターへの感謝を述べるとともに、先に行われた日本とオーストラリアの試合結果が観客の感情に影を落としたことを認めた。

「マナーマ(バーレーンの首都)まで来てくれた観客に感謝します。彼らの応援は私たちにとって大きな支えでした。確かに日本とオーストラリアの結果に影響を受けたと思いますが、これもサッカーです」

それでも「ワールドカップ出場権を得るには、非常に非常に良い条件が揃わなければなりません。扉は閉じかけていますが、たとえ“窓”からでも出場を目指さなければなりません」と続け、ここからが大事だと決意を口にしたルナール監督。

最終予選9試合でわずか6得点と深刻な得点力不足に関しては以下のように語っていた。

「サッカーでは決定力が重要です。今日も中国戦と同様に多くのチャンスがありましたが、ゴールを決めることができませんでした。

この場はその問題を論じるのにふさわしくないので、火曜日の試合に集中して、出場権を目指したいと思います」

サウジアラビアは、グループ2位でワールドカップへ出場するわずかな可能性にかけて、10日のホームでのオーストラリア戦に臨む。

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