6月5日にオーストラリア戦、10日にインドネシア戦を控えている日本代表チーム。ワールドカップ予選の試合であるが、すでに本大会出場を決めていることから、多くのメンバーを休ませることになった。

オフシーズンに入る三笘薫や堂安律、伊東純也などの主力選手は招集外となり、その一方で佐藤龍之介や平河悠、鈴木淳之介など新しい戦力を招集した。

ただ、この選択に対し、まだワールドカップ出場を決めていない他のチームからは批判の声も出ているようだ。

『STARNEWS』によれば、現在ワールドカップ本大会出場が危うい状況となっている中国のメディアは、日本代表の選考に対して怒りを見せているという。

「中国はまだ4次予選への進出の可能性があり、インドネシアとバーレーンに勝利することが必要だ。そして、もし4位のインドネシアが日本に敗れるならば、中国は2連勝で4位に浮上できる。

ただ、日本代表は7名の中心的なメンバーを除いて、Jリーグで戦う選手たちを大量に招集した。これは日本がオーストラリア戦とインドネシア戦の2試合を事実上放棄したようなものだ。故意に敗北すると宣言したわけだ。

インドネシアは逆に帰化選手が大量に合流するなど意欲が強い。日本が故意に全力を尽くさなかった状況であるので、インドネシアが勝つ可能性は大きくなった。

日本のこのような行動は、基本的な倫理の違反であるだけでなく、中国の立場を危うくするものだ」

中国代表は現在グループCで最下位であるが、3位か4位に浮上すれば4次予選進出の可能性がある。しかも対戦相手は5位のバーレーンと4位のインドネシアとあって、勝利すれば順位は入れ替わる。

ただ、インドネシアが日本を相手に勝点3を獲得した場合は逆転が難しくなるため、森保一監督の招集がフルメンバーでなかったことに不快感を示しているようだ。

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