今夏アーセナルを退団し、現在はどのクラブにも所属しないフリーの状態となっている日本代表DF冨安健洋。
アーセナルでは度重なるケガに苦しんだものの、公式戦84試合でプレーし、出場すれば確かなインパクトを残した。
新天地を模索中の冨安だが、イタリアメディア『CalcioMercato24』は11日、冨安のセリエA復帰の可能性を報じた。
記事によると、イタリアの強豪ミランが新たなセンターバックの獲得を目指しており、その候補として冨安が浮上しているという。
昨シーズンをリーグ8位で終えたミランは、優勝争いに加わるため、各ポジションで新戦力を必要としており、中でも守備陣は、主力DFであるマリック・チャウがプレミアリーグ・ニューカッスルへと移籍したため、その穴を埋めることが求められているようだ。
同メディアはこの移籍について、「ミランは、センターバックとしてだけでなく右サイドバックとしてもプレーできる選手を求めており、かつてボローニャとアーセナルでプレーした日本人DFはチームにとって理想的な存在となり得る」と評価。
一方で、「交渉の障害となり得る大きな問題」として、現在も負傷中であることを挙げ、「フィジカル面でリスクのある補強となる可能性がある」としている。
同記事では冨安はすでにセリエA復帰に前向きな姿勢を示していると報じられているが、果たして加入は実現するのか。
ワールドカップに向けた重要な一年となる今シーズン、日本代表DFの復活に期待したい。