2014年から2024年にかけて、11シーズンJリーグの舞台を戦ったY.S.C.C.横浜。
しかし昨季、J3で19位に終わると、入れ替え戦で当時JFLの高知ユナイテッドSCに敗れ、無念のJリーグ退会およびJFL参入を余儀なくされた。
そんなYS横浜が、さらなる危機に瀕している。12年ぶりに参戦した今季のJFLにおいて、1年でのJリーグ復帰を目標に掲げて戦ってきた彼らだが、週末21日(日)に行われた第22節のヴェルスパ大分戦で1-2と敗戦。
残り8試合で2位レイラック滋賀FCとの勝点差が26ポイントに開いてしまったため、1年でのJリーグ復帰の可能性が潰えてしまった。
それどころか、現在5連敗中で自動降格圏の最下位に沈んでおり、来季の地域リーグ(関東リーグ1部)降格が現実味を帯びてきた。
「Jリーグ退会」は過去に、2012年のFC町田ゼルビア(現J1)、2024年のいわてグルージャ盛岡とYS横浜(ともに現JFL)が経験しているが、さらに全国リーグであるJFLから地域リーグへ降格してしまった例はいまだない。
横浜市の中区本牧を拠点に主に市内南部で活動を行っているYS横浜。典型的な“街クラブ”である彼らは、果たしてJFLに踏みとどまることができるのか。
YS横浜は今週末、28日(日)に6位ブリオベッカ浦安・市川とアウェイで対戦する。