アヤックスのリザーブチームでコーチを務めている元オランダ代表MFキキ・ムサンパが、脱税の疑いで逮捕されたとのこと。

キキ・ムサンパは1977年生まれの48歳。

ザイール(現在のコンゴ民主共和国)で生まれたものの少年時代にオランダへと渡り、アヤックスの下部組織で育ったウインガーだった。

その後ボルドーやマラガ、アトレティコ・マドリー、マンチェスター・シティなど様々なクラブでプレーし、出場機会こそなかったもののオランダ代表にも選出された経験も持っている。

2009年に現役を引退した後はアマチュアでプレーしつつ指導者へと転身し、アルメレ・シティやフォレンダム、ズヴォレなどでリザーブやユースのコーチを務めていた。

そして2023年にはオランダU-21代表のアシスタントコーチに就任し、その後古巣のアヤックスに戻ってユース年代の指導をしていたとのこと。

『The SUN』によれば、ムサンパ氏が逮捕されたのは今週火曜日のことであるという。

記事によれば、彼にはおよそ10万ポンド(およそ2000万円)ほどの脱税の疑いがかかっており、自宅での家宅捜索では多くの書類や高級腕時計などが押収されているほか、ムサンパ本人だけでなく担当の会計士も拘束されたそう。

ムサンパ氏はオランダで居住して収入を得ていたものの、海外に居住して納税していると偽って申告を行っていた可能性があるという。

この疑惑は最近始まったものではなく、長い間当局との間に紛争が起こっていたそうで、すでに先日アムステルダムにあるムサンパ氏の不動産が差し押さえられていたとのことだ。

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