6月4日の誕生日で24歳になった日本代表MF久保建英。

レアル・ソシエダが来季の欧州コンペティション出場を逃したうえ、新たなエージェントと契約したこともあり、今夏の移籍が噂されている。

日本代表DF伊藤洋輝が所属するドイツ王者バイエルン・ミュンヘンも獲得を狙っているクラブのひとつとされている。

また、久保が新たに契約したエージェンシーのSports360は、元レアル・マドリーのトニ・クロースも株主となっており、ドイツとのつながりが深い。

そうしたなか、移籍情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は、DAZNの番組で久保のバイエルン移籍説についてこう述べた。

「久保が移籍するのは簡単ではない。ミケル・メリノ(現アーセナル)などこの1年でソシエダを退団した選手が大勢いるからね。

また、現在、アーセナル移籍が噂されているマルティン・スビメンディの状況を見定める必要もある。久保を失うことはソシエダにとって厳しい状況だ。

久保のバイエルン移籍の可能性は20%とみている。ただ、久保は最近、ドイツの新たなエージェントと契約した。バイエルンとの関係性もいいエージェンシーだ。

(バイエルンは)久保の状況に興味を示しており、今夏にウィングの補強を検討している。(6月末で)契約満了になるルロイ・サネの状況も注目される。

久保の評価は引き続き行われているだろうが、交渉やオファーはまだない」

Sports360とバイエルンの関係性は良好ながら、現時点では交渉やオファーなど具体的な動きはなく、まだ移籍実現の可能性は低いようだ。

ドイツ紙『Spox』は、ロマーノ氏の発言を受けて「ドイツエージェントへの移籍。バイエルン、元レアル・マドリーの才能に注目か」と報じている。サネはバイエルンから契約延長オファーを受けているが、まだ決断していないそう。ただ、数週間以内には動きがあるとされており、彼の去就も久保の動向に影響を与えるかもしれない。

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