J1、J2、J3、JFLの下に位置する地域リーグは、早くも最終盤。

北海道から九州まで、全国9つの地域に分かれてリーグ戦が行われており、以下のようにすでに多くの地域で優勝チームが確定している。

北海道:BTOP北海道
東北:コバルトーレ女川
北信越:富山新庄クラブ
東海:岳南Fモスペリオ
関西:アルテリーヴォ和歌山
中国:福山シティFC
四国:FC徳島
九州:ジェイリースFC

北信越リーグ1部では富山新庄クラブ、東海リーグ1部では静岡の岳南Fモスペリオがそれぞれ初優勝を飾った。

唯一まだ優勝争いが決着していないのが「関東」。ハイレベルなことで知られる関東リーグ1部だが、今季は2チームによりマッチレースが展開されており、今週末についに最終節を迎える。

1位 東京ユナイテッドFC
勝点43/14勝1分2敗、30得点12失点(得失点差+18)

2位 南葛SC
勝点42/14勝0分3敗、50得点20失点(得失点差+30)

東京ユナイテッドFCは、2023年7月に一般社団法人横河武蔵野スポーツクラブ(※JFL横河武蔵野FCの運営法人)との提携を解消。再び単独でJリーグ参入を目指している実力派クラブだ。

一方、南葛SCはその名の通り、『キャプテン翼』の作者である高橋陽一氏がオーナーを務める東京都葛飾区のクラブ。昨季、Jリーグでの指導経験も豊富な風間八宏氏が監督兼テクニカルダイレクターに就任したことも大きな話題を呼んだ。

風間体制1年目の昨季は6位に終わったが、今季の南葛SCは優勝争いを展開。ここまで17試合で50得点はリーグダントツのトップであり、風間監督らしいポゼッションを重視した攻撃サッカーが地域リーグでも具現化している。

そんな両者が、勝点1差で迎える最終節。残念ながら直接対決は終了しており(それぞれアウェイチームが勝利し1勝1敗)、東京ユナイテッドFCはアウェイで流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎(9位)。南葛SCはホームでエリース豊島FC(8位)とそれぞれ対戦する。

最終節ということで、試合はすべて28日(日)14時キックオフ。葛飾区の奥戸総合スポーツセンター陸上競技場で行われる南葛SCの試合はチケットもかなり売れているようなので、時間のある方は観戦を検討してみてはいかが?

なお、優勝チームは、JFL昇格をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2025の出場が確定。2位に終わったチームは、10月に今年は青森県で開催される第61回全国社会人サッカー選手権大会で地域CLの出場権獲得を目指すことになる。

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