アルビレックス新潟は23日、トップチームの樹森大介監督との契約を6月22日付けで解除したことを発表した。

後任には入江徹コーチが就任し、本日より指揮を執っているという。

樹森氏は1977年7月28日生まれの47歳。現役時代は前橋商業高校から専修大学を経て、2000年に湘南ベルマーレでプロ入り。水戸ホーリーホック、ザスパ草津(当時)、さらには地域リーグのtonan前橋と渡り歩き、2008年に現役を引退した。

その後は指導者の道へ進み、2012年から古巣のJ2水戸に在籍。2021年にS級ライセンスを取得したのち、2023年からはトップチームコーチを務めた。

今季、松橋力蔵前監督(現FC東京監督)の退任に伴い、J1新潟の監督に電撃就任したが、20試合終了時点で4勝7分9敗。暫定18位で降格圏に沈んでいた。以下は関係者のコメント。

樹森大介氏

「アルビレックス新潟ファミリーの皆様へ

トップチームの監督就任から、アルビレックス新潟ファミリーとして皆さんと一緒に闘えたことは本当に素晴らしいものでした。ただ、勝利を積み上げることができず、厳しい結果に対して、悔しい思いと本当に申し訳ないという思いです。

結果が求められるプロの世界で、勝てない時期でも新潟のために一緒に全力で闘ってくれた選手、支えてくれたコーチングスタッフ、メディカルスタッフ、フロントスタッフ、そしてどんな時でもスタジアムを最高の雰囲気にしてくれた、熱いファン、サポーターの皆さん、心から感謝しております。本当にありがとうございました。

新潟を離れますが、今後のアルビレックス新潟の躍進を心より願っております」

株式会社アルビレックス新潟 代表取締役社長 中野幸夫氏

「アルビレックス新潟に関わるすべての皆様へ

このたび、アルビレックス新潟は、樹森大介監督との契約を解除することを決定いたしました。

樹森監督は今シーズン就任以来、常に誠実にチームと選手のため、取り組みを続けていただきました。Jリーグでは4勝7分9敗で勝点19にとどまっているものの、樹森監督によるチームの成長へのチャレンジには、最大限の感謝と敬意をあらわすべきと考えております。クラブを代表し、心から御礼を申し上げます。

アルビレックス新潟は多くのサポーターの皆様、後援会の皆様、株主・パートナーの皆様、クラブに関わるすべての皆様から、大きなご声援・ご支援を賜っています。このクラブに寄せていただいている期待にお応えするため、J1リーグ残留を必ず守り抜きたいと考えています。J1リーグの残り18試合、そして天皇杯に、チーム・クラブがこれまでにも増して結束して戦っていくため、樹森監督の契約解除を決断いたしました。

後任となる入江徹コーチは、アカデミーやトップチームでの指導経験も豊富であり、その実直な人柄をよく理解しています。また、彼のアルビレックス新潟への愛情や情熱が、現状を打破するために最適であると判断しました。もちろん、入江監督のために、クラブを挙げてサポートをしてまいります。

アルビレックス新潟に関わるすべての皆様、ここまで常に温かいご声援・ご支援を賜り、心から御礼申し上げます。ぜひ、引き続き温かいご声援・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」

アルビレックス新潟は今週、25日(水)に川崎フロンターレとアウェイで、29日(日)にFC町田ゼルビアとホームで対戦する。

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