今年で58歳になった元日本代表FW三浦知良。
プロ40年目を迎えたキングカズは、JFLのアトレチコ鈴鹿で現役を続けている。
そうしたなか、カズは、『Pro:Direct Soccer』のYouTubeチャンネルに出演し、プロキャリアを通じて愛用してきたPumaのスパイクなどについて語った。
カズによれば、スパイクに個人のサインや国旗を入れたのは、自分が世界で最初だったかもしれないとか。
1995年に聖地ウェンブリー・スタジアムで行われたイングランド代表対日本代表戦にもそのスパイクを履いて出場。
試合後には世界的スターだったポール・ガスコインとユニフォームを交換したものの、「盗まれました(笑)すぐ、ホテルで」とも明かしていた。
カズはブラジルの名門サントスでプロになった後、Jリーグでプレーするために帰国。その後、1994-95シーズンには当時世界最強リーグとされたセリエAのジェノアでもプレーした。
これまで対戦したなかで最もタフだった選手を聞かれると、こう話していた。
「イタリアのディフェンダーの人達はみんなタフでした。ACミランのバレージ、コスタクルタ、マルディーニ。
まだ若かったですけど、ファビオ・カンナヴァーロもナポリ次代にやってますしね。当時のイタリアは世界で最高峰でしたから。とてもタフだったですね。
当時は世界で一番レベルの高いリーグと言われていましたし、世界のトップレベルの選手たちがプレーしていたので。
そのイタリアで1年間でしたけど、自分にとっては1年以上の価値がある大きな経験だったなと思いますし、あの経験があったので、日本でその後も得点王になれたりとか、活躍することが出来たんじゃないかなと思いますね。確かに日本より全然厳しかったです」
カズはイタリア代表DFフランコ・バレージとの対戦で鼻骨を骨折することもあった(その後、謝罪を受けた)。
現在、Pumaと契約する世界的スター選手の筆頭といえば、ネイマール。33歳になったネイマールは、かつてカズもプレーしたサントスに戻ってプレーしている。
カズは、2020年に発表されたネイマールとPumaによる初代シグネチャーモデルが「Puma史上最高」と感じるほど好きなスパイクだそう。4年間ほど履いたというが、今でも履きたいくらいだとか。
「ネイマールは僕より全然若いんですけど、サッカー選手の憧れでもあり、理想だなと思いますね。
今のサッカーってテクノロジー化されるなかで、あれだけ個人のプレーが秀でていて、あれだけワクワクさせてくれる選手はいないなと思いますね。
僕はチャンピオンズリーグとかも、バルセロナもパリ(PSG)も、ネイマールがやめてから見てないですよ(苦笑)それくらいネイマールが好き」
カズはネイマールが欧州を去って以降、CLを見なくなったようだ。そのうえで、サントスの後輩として誇らしいとも語っていた。