スペイン1部のレアル・ソシエダでプレーしてきた日本代表MF久保建英。
6月の誕生日で24歳になったレフティは、昨季11位に終わったチームが欧州コンペティション出場を逃していたこともあり、今夏の去就が注目されていた。
ただ、久保は日本ツアー中にチームに補強を訴える発言をしており、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンなどへの移籍ではなく、残留に傾いていると伝えられている。
そうしたなか、『El Nacional.cat』は、「久保建英は移籍の可能性を示唆し続けている」と報じた。
「(久保は来季の)チャンピオンズリーグ出場権獲得のための新たなスター選手獲得への投資不足にも不満を漏らしており、離縁はほぼ決定的となっている。そのため、彼は早期に退団できるようひっそりと他の団体との交渉を続けている。
主な獲得候補はプレミアリーグの複数チームで、4000万ユーロ前後(69億円)の移籍金を提示する意向を示していた。
ウェストハム、トッテナム、エヴァートン、ボーンマスは、6000万ユーロ(103億円)の契約解除料が設定されている久保の状況を注視していた。しかし、獲得合戦に新たに加わったのは、ACミランだ。
久保はイタリアでも高い評価を得ており、セリエAでプレーした本田圭佑、中田英寿、長友佑都といった同胞選手たちの先例に倣う可能性もある。
ミランは、ソシエダに対して、久保の獲得に向けた移籍金を提示している。サン・シーロのクラブは久保の獲得に非常に真剣に取り組んでいるようで、既にソシエダ会長に要求額について問い合わせており、移籍金の引き下げを試みている」
昨季のプレミアリーグでウェストハムは14位、トッテナムは17位、エヴァートンは13位、ボーンマスは9位だった。
ただ、ウィンガーの補強を狙っていたエヴァートンは、このほどマンチェスター・シティからジャック・グリリッシュを獲得している。
かつて本田もプレーしたイタリアの名門ミランが興味を本格化させているというが、昨季セリエAで8位だったチームは今季欧州コンペティションには出場しない。