
現在アメリカで開催されている新生クラブワールドカップ。
これまでは各大陸のチャンピオンがトーナメントを争っていたが、圧倒的な強さを見せつけてきたのは欧州勢だった。
今回はそんな欧州チームと渡り合うも、これまで失望を味わってきた南米チームの選手たちを見ていきたい。
ネイマール
所属クラブ:サントス(ブラジル)
現在は古巣であるサントスでプレーしているネイマール。
言わずと知れたクラブ生え抜きのスーパースターであり、10代でデビューして以来エースとして4シーズン活躍した。
2011年にはサントスを南米王者に導き、日本で開催されたクラブワールドカップに出場。開催国枠の柏レイソルを破って決勝進出を果たしたが、後に自身が加入することとなるバルセロナに大敗を喫した。
その後2015年にはそのバルセロナの選手としてUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たし、再び参戦。ここでは見事優勝に輝いている。
フランコ・アルマーニ

所属クラブ:リーベル・プレート(アルゼンチン)
母国を離れ、コロンビアの名門アトレティコ・ナシオナルから成り上がったフランコ・アルマーニ。
ここで2016年にコパ・リベルタドーレスを制すと、2018年には母国のリーベル・プレートに加入し、同年に再びリベルタドーレスを制して南米王者へと輝いた。
その間アルゼンチン代表にも定着し、2022年ワールドカップではエミリアーノ・マルティネスの控えながら優勝メンバーとなっている。
ただクラブワールドカップでは、2016年は準決勝で鹿島アントラーズに完敗。2018年大会もやはり決勝へと駒を進めることができなかった。
現在は三度目となるクラブワールドカップへ出場中。初戦では浦和レッズと対戦し、勝利に貢献している。
ガブリエウ・バルボーザ

所属クラブ:クルゼイロ(ブラジル)
“ガビゴウ”の名で知られるガブリエウ・バルボーザは現在、クルゼイロでプレーしている。
かつては“ネイマール2世”としてサントスで活躍し、2016年に大きな期待を背負ってインテルへ加入。ただヨーロッパでのキャリアは大失敗に終わった。
2018年からは一貫して母国ブラジルでプレーしており、2019年に加入したフラメンゴではエースとして圧倒的な活躍で2度にわたって南米王者に輝いた。
ただ、クラブワールドカップには2度出場しているものの、いずれも優勝には手が届いていない。
エンソ・ペレス

所属クラブ:リーベル・プレート(アルゼンチン)
39歳になったエンソ・ペレスは、アルゼンチン代表として2014・2018年と2度ワールドカップに出場した大ベテランだ。
若手時代はエストゥディアンテスで活躍し、2009年には南米を制してクラブワールドカップに出場。決勝でもプレーしたが、バルセロナに惜しくも敗れて優勝とはならなかった。
ヨーロッパでの活躍を経て2017年に国内のリーベル・プレートへ加入。翌年には自身2度目の同大会出場を果たしたが、決勝に辿り着くことなく3位で大会を終えた。
今年からは再びリーベルへ復帰。現在は3度目の出場中であり、浦和レッズとの初戦でもプレーしている。
ガンソ

所属クラブ:フルミネンセ(ブラジル)
ガンソは、古典的なプレースタイルで知られる元ブラジル代表の司令塔だ。
サントスで育成された選手であり、後にネイマールらと共に若きチームを牽引。
ただグアルディオラ率いるバルセロナに敗れて優勝とはならず。
ヨーロッパを経て2019年からはフルミネンセでプレー。2023年には2度目の同大会出場を果たすも、決勝で再びグアルディオラのマンチェスター・シティに屈した。
今年10月で36歳になる。現在は新たなフォーマットとなったクラブワールドカップに出場中であり、自身にとって3度目となる挑戦の結果に注目だ。