
トッテナム、レアル・マドリー、バルセロナ、PSG、リヴァプールなど、世界クラスのクラブチームには必ず素晴らしいセンターバックがおり、強固なディフェンスを作り上げている。
今回は『Planet Football』から「現在世界で最も素晴らしいセンターバック」のTOP5をご紹介する。
5位:ウィリアン・サリバ
現所属:アーセナル
レアル・マドリーが注目していると伝えられているアーセナルのフランス代表センターバック。現在の契約は2027年夏までとなっており、もし更新がなければ来年の7~8月には何らかの動きがあるかもしれない。移籍金が発生する最後の夏のマーケットになるからだ。
サリバは昨季ベストの状態にあったというわけではなく、今季も怪我によって欠場が続いているものの、彼がこの世代を代表するような「テクニック系センターバック」であることに疑問の余地はない。
4位:ウィリアン・パチョ

現所属:PSG
12ヶ月前を振り返れば、エクアドル出身のDFウィリアン・パチョの類まれな才能に気づいていたチームは少なかった。
インデペンディエンテ・デル・バジェでリーグ優勝を果たしたあとアントワープへと移籍し、ベルギーで活躍。アイントラハト・フランクフルトではタイトル獲得に至らなかったものの、ブンデスリーガで才能を磨き、PSGへとやってきた。
フランス・リーグアンでのデビューシーズンで国内リーグ、国内カップ、チャンピオンズリーグの三冠に貢献し、エクアドル代表のワールドカップ予選でも目覚ましいプレーを見せていた。
3位:アレッサンドロ・バストーニ

現所属:インテル
バストーニは昨季、取材陣に対して「現代のディフェンダーの役割を再定義することに貢献できたことをとても誇りに思うよ」と答えていた。
それは大げさな言葉かもしれないが、彼が間違っているとは感じない。このイタリア人センターバックは、昨季のインテルの躍進に大きく貢献し、ヨーロッパ最高クラスのDFという地位を確固たるものにした。攻撃的なプレーも得意としている彼は、現代サッカーにおけるセンターバックのイメージを変えた選手の一人だといわれる。
チャンピオンズリーグの決勝戦では悔しい結果に終わったものの、それはむしろチーム全体の敗北であった。バストーニにその全ての責任があるわけではない。
2位:ガブリエウ・マガリャンイス

現所属:アーセナル
数年前には、ガブリエウ・マガリャンイスがウィリアン・サリバよりも上位にランクインされるということは信じられなかったはずだ。
5年前にリールからアーセナルへとやってきたブラジル人DFは、堅実ではあるものの目立ったタイプではなかった。
サリバと比べればボール扱いは劣るとはいえ、その強さや空中戦の優位性、リーダーシップ、安定感などを含めれば、この1~2年での成長と存在感は目覚ましいものがある。
1位:フィルヒル・ファン・ダイク

現所属:リヴァプール
コミュニティ・シールドでは不安定なパフォーマンスを見せたものの、プレミアリーグの開幕にしっかりと合わせてきた。リヴァプールのキャプテンは驚くほどの沈着冷静さを取り戻していた。
34歳になったものの、これまで以上に素晴らしい活躍を見せている。アーセナル戦でのプレーはまさに巨人のようであったし、ニューカッスル戦でもまるでプレッシャーを感じていないようだった。
ジェイミー・キャラガーも「彼を最高のセンターバックと言うのは好きじゃない。彼はリヴァプールにおける最高の選手のひとりなのだから」と語った。偉大なプレーヤーが絶頂期にある姿を目の前で見られる。その熱気をじっくりと味わいたいものだ。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。