
8日に行われたUEFAネーションズリーグ決勝で対決したポルトガルとスペイン。
両国を知る選手のひとりとして、かつてスペインのアトレティコ・マドリーでもプレーした元ポルトガル代表ダニが、『AS』のインタビューで様々な話題について語っていた。
彼は天才と呼ばれた元神童で弱冠19歳で代表にデビューしたが、26歳の若さで引退している。
若くして引退した理由は、癌に罹患した母親と一緒に過ごすためというのも理由だったようだ。
「自分にとって最も大切な人だった母が、癌を患った。母と一緒にいることを選んだ。彼女は7~8年間闘病したが、亡くなった。
(若くして)自分はポルトガルを離れて何年も過ごし、ほとんど毎日母に会えず、そばにいる喜びも味わえなかった。大切な人を失う可能性がある時、何が最も重要なのか気づくものさ」
そのダニはイケメン選手としても有名だった。

ウェストハム時代に指導したハリー・レドナップ監督が「妻でさえ彼に夢中だ。彼を起用すべきか、それともぶん殴るべきか分からない」と嫉妬に駆られていたほど。
ダニ本人はハンサム過ぎたことで傷ついたかと聞かれるとこう答えている。
「そうだったかもしれないね。でも、どうすればよかったんだい?自分の顔を醜く整形するつもりなんてなかった。
もっと『サッカー選手らしい』ことをすることもできたけど、それが自分の生き方だったし、幸せだった。そして、常にこの格言に従ってきた、『幸せになるために生きる』。
(夜遊びも好きだった?)もちろんパーティーは好きだったよ。スポルティングCPを離れたのは、サッカー以外の生活が非常に活発だったからさ。
でも、その後、ロンドンに送られた!現地到着するとメディアは『娘を家に閉じ込めろ、ダニがやって来たぞ』という見出しを書いたんだ。
そして、アムステルダム(アヤックス)!マドリッド!罪深い都市のトリオさ。実際、サッカーはプレーしていたが、本当に人生を楽しんでいたよ」
ただ、48歳になった現在は良きパパのようで、朝8時に学校に行く娘さんたちのために7時には目覚まし時計なしで起きる生活を送っているとか。
そのうえで、弱冠17歳ながらスペイン代表として活躍するラミン・ヤマルには「夜はどうか?用心深く、そしてほどほどにね。サッカーを取り巻くものはすべて常に危険だ。最も問題なのは環境。気が散る要素が多すぎる。ルイス・エンリケは真実の言葉を口にしていた。