日本サッカー協会(JFA)は11日、第51回モーリスレベロトーナメントに参戦しているU-20日本代表において、9名の選手がクラブ事情によりチームを離脱することになったと発表した。

離脱するのは、GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋グランパス)、荒木琉偉(ガンバ大阪)、DF市原吏音(RB大宮アルディージャ)、髙橋仁胡(セレッソ大阪)、梅木怜(FC今治)、佐藤海宏(鹿島アントラーズ)、MF大関友翔(川崎フロンターレ)、横山夢樹(FC今治)、FW神田奏真(川崎フロンターレ)。

これに伴う追加招集はないという。

モーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)に参戦中のU-20日本代表は、10日に行われたグループステージ最終節でデンマークに0-3と完敗。

デンマークは、2004年生まれの選手が多いU-21代表で今大会に臨んでおり、年齢差や中2日の3試合目ということもあってか日本は序盤から劣勢。開始早々の5分、GK中村圭佑のコントロールミスから17歳のマンチェスター・ユナイテッドFWチド・オビに先制点を許してしまう。

日本は選手交代をしながら状況の打開を試みるも流れはなかなか変わらず。78分にグスタフ・クリステンセンの見事なFK弾を浴びると(中村に当たって入ったためオウンゴールに)、85分には裏へのロングパスから最後はアレクサンダー・ジンメルハックが決定的な3点目を挙げた。

0-3で敗れた日本は、1勝1敗1PK負の勝点4で準決勝進出を逃し、14日に行われるマリとの5位決定戦に回ることに。この結果を受けて、クラブで出場機会の多い選手たちなど9名が週末のJリーグに向けてチームを離脱することになった。

なお、こうした状況も想定して、6月9日にGK小林将天(FC東京)とMF嶋本悠大(清水エスパルス)が追加招集されチームに合流している。

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