日本女子サッカーの最高峰、SOMPO WEリーグは17日に2024-25シーズンの最終節が各地で開催。
首位の日テレ・東京ヴェルディベレーザはホームでジェフ千葉レディースに3-0の快勝を収め、悲願のWEリーグ初優勝を飾った。
澤穂希や長谷川唯らを筆頭に、なでしこジャパンのスターを数多く輩出してきたベレーザ。ただ、2021年にスタートしたWEリーグではこれまで3シーズン連続で3位に終わっていた。
迎えた今季最終節、32分に元U-20日本女子代表の22歳FW山本柚月のゴールで先制すると、40分にDF松田紫野が追加点。さらに後半、66分にも山本のこの日2点目で突き放し、WEで初の頂点に輝いている。
WEリーグは今季、史上最多となる337,290人の年間入場者数を記録。ベレーザの優勝決定を受け、WEリーグの野々村芳和チェアは今季のリーグについて以下のようにコメントしている。
「日テレ・東京ベレーザの皆さま、2024-25 SOMPO WEリーグ優勝おめでとうございます。ファン・サポーターの皆さま、クラブに関わる全ての方々に心よりお祝い申し上げます。
今シーズンのWEリーグは、創設4年目にして初めて最終節まで3クラブが優勝を争う大混戦となりました。
初優勝となった日テレ・東京ベレーザは、ここまで日本の女子サッカーを牽引してきたクラブのひとつです。アカデミーで育ってきた選手達を中心に、阿吽の呼吸でみせるパスワークとテクニックは本日の試合でも随所に日テレ・東京ベレーザらしさとしてみせてくれていました。日テレ・東京ベレーザの選手達がみせる華麗な技術はこれからWEリーガーを目指す女子サッカー選手の憧れになることでしょう。
そして本日、味の素フィールド西が丘に駆け付けてくれたファン・サポーターの皆さんの声援は、優勝というプレッシャーのかかる試合において選手達にとっては何よりも心強く、後押しになったことと思います。
来シーズンはディフェンディングチャンピオンとして、更に進化した日テレ・東京ベレーザがみられることを期待しています。
最後に、本日をもって2024-25WEリーグ公式試合全日程が終了しました。
今シーズンはクラシエカップ決勝での21,524人のご来場をはじめ、リーグ戦においても選手達の積極的なイベント協力や各クラブの試合運営の努力によりWEリーグ史上最高の年間入場者数337,290人を達成することができました。
WEリーグをご観戦いただきました多くのファン・サポーター、地域の皆様に御礼を申し上げます。
そして、毎試合最高の作品を届けるために日々努力し、ひとりひとりが主人公となりうる熱い試合をみせてくれた選手、それを支え続けたチームスタッフ、クラブ関係者、WEリーグに関わるすべての皆様に心より感謝いたします。
来シーズン8月より開幕する2025-26 SOMPO WEリーグにおいても、日本サッカー界全体で女子サッカーの新しい楽しみ方、WEリーグの魅力を伝えていきたいと思いますので是非ご期待ください」
なお、日テレ・東京ヴェルディベレーザは、優勝が決まった翌日の18日、松田岳夫監督と関浩二ヘッドコーチの契約満了による退任を発表。リーグ連覇に向けた新体制が注目される。