J2のRB大宮アルディージャは27日、「クラブスタッフ募集のお知らせ」と題したリリースを発信。トップチームのスカウトを募集することを発表した。
2024年、レッドブル・グループによって買収され、Jリーグでは初の外資系企業による単独オーナーシップとなった大宮。
クラブ名も今季から「RB大宮アルディージャ」に変更され、J2で現在4位につけている。
そんな大宮が今回、トップチームのスカウトの募集を開始。クラブのリリースとして公募される形は異例となる。
「レッドブルであなたのキャリアの新たな一歩を踏み出そう」と綴られた今回の募集、英語で記載された職務内容等は以下の通りだ。
■職務内容
ファーストチームのスカウティング部門の一員として、RB大宮アルディージャのトップチーム強化を目的に、選手の発掘、モニタリング、リサーチ、推薦を担当していただきます。
■職務の目的
ファーストチーム・スカウティング部門は、スカウティング責任者に直接報告し、チーム編成における意思決定プロセスに貢献します。本部門は、トップチームの継続的な進化と強化を目指し、短期的および長期的な観点からピッチ上でのパフォーマンスに大きな影響を与えることを目的とします。
■主な職務
RBOAスカウティング戦略に基づいたデータ主導型の選手発掘・特定
・特定した選手のビデオスカウティング(必要に応じて現地でのライブスカウティングも実施)
・選手スカウティングの文書および映像によるレポート作成・記録
・ヘッド・オブ・スカウティングに対する明確な選手推薦の提示
・RBOAスカウティング・データベースにおける選手ショートリストの整理・管理
・選手リクルートプロセスを支援するための関連資料およびメディアの作成
■必要な経験・知識・スキル
コミュニケーション:意思決定者に対して自信を持って意見を伝えられる能力
データリテラシー:データ駆動型のプロセスを理解し、実践できる能力
ITスキル:スカウティング業務を文書化するための技術的能力
メディア:スポーツ分野での映像編集経験
組織力:優先順位を効果的に判断し、高い基準を維持できる能力
適応力:急速に変化する環境の中で新しいスキルを学び、活用しようとする姿勢
献身性:プレッシャーの中でも業務を遂行し、厳しい期限を守れる能力
情熱:日本サッカーの発展とRBOAの成功に対する強い思い
専門性:高度なサッカー理解を有し、スカウティング/分析に関する実務経験を持つこと
「データ主導型の選手発掘・特定」が主な職務のようだ。
なお、学歴に関しては「関連分野での学位取得(望ましい)」。語学は、日本語と英語が「流暢(必須)」、ポルトガル語が「会話レベル(望ましい)」とのこと。
契約期間は「可能な限り早く~2027年6月30日」で、募集人数は2名を予定しているという。