
川崎フロンターレに所属する日本代表DF高井幸大。
身長192cmを誇る20歳の大型ディフェンダーは、プレミアリーグのトッテナムが、500万ポンド(9.8億円)で獲得合意に至ったとされている。
トッテナムは、横浜F・マリノスを指揮した経験もあるアンジェ・ポステコグルー監督を解任し、トーマス・フランクを新指揮官の招聘したばかり。
そうしたなか、『Opta Analyst』は、「高井幸大とは何者なのか。ディーン・ハイセンに匹敵するトッテナムの補強ターゲット」という分析記事を伝えていた。
「報道されている移籍金500万ポンドは、Jリーグから海外クラブへの史上最高の売却額となる。もし高井の契約が残り6ヶ月でなければ、さらに高額になっていただろう。
彼はプレミアリーグのフィジカルの強さに対応できるか。
Jリーグでの高井はデュエル、特に空中戦において平均以上の成功率を誇る。2025シーズンの空中戦成功率は62.9%と非常に高い。
空中戦で活躍するセンターバックを好むフランク監督にとって、これは間違いなく喜ばしい結果だろう。
また、彼はドリブル突破を阻止する能力でも目覚ましい活躍を見せている。2024年シーズン以降、相手に100回以上ドリブル突破を試みられたJ1選手86人の中で、ボール奪取率65%は6番目に高い数値。
トッテナムがポステコグルー監督時代のポゼッション重視とハイラインのアプローチを維持する可能性は低いと思われるが、フランク監督は依然としてディフェンダーにボール扱いのうまさを求めるだろう。
高井は今シーズン、川崎の中で最も多くのパスを試み(1,063本)、成功率も88.2%とまずまず。ボールキャリーにおける数字からは、さらに多くのことを知ることができる。
2024年シーズン以降、J1で90分あたり平均5.9回のプログレッシブキャリー(相手ゴールに向かう5メートル以上のボールキャリー)を記録。90分あたり48.5メートルを前進させており、ボールを持ち出すことにどれほど慣れているかを示している。
Optaの選手比較で高井が主要5リーグのどの選手と最もよく似ているかは興味深いところ。
3番目に近いのは同じく20歳のセンターバック、ディーン・ハイセンだ。
ディーン・ハイセン彼はプレミアリーグのボーンマスで素晴らしい活躍を見せ、今夏初めにレアル・マドリーに5000万ポンド(98.6億円)で引き抜かれた」
20歳のハイセンは197cmの長身センターバックで、オランダ生まれながら今年3月にはスペイン代表デビューを果たした選手。
高井はレアルに引き抜かれた大器との類似点があると期待されているようだ。