サッカー界最高の個人賞であるバロンドール。

今年度の同賞を授与されたのは、PSGのフランス代表FWウスマヌ・デンベレだった。

28歳のデンベレは、昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝に大貢献し、初のバロンドールに輝いた。

現在はハムストリングの故障で離脱中だが、27日にパルク・デ・プランスで行われたPSG対オセール戦ではバロンドール受賞のセレモニーに参加した。

『Le Parisien』によれば、フランスのニコラ・サルコジ元大統領もこの試合をスタンドで観戦していたそう。

ただ、サルコジ元大統領は、セネガル生まれの記者をデンベレの母親と勘違いして、「あなたは彼を誇りに思っていい。立派に育てましたね」と声をかけていたとか。

2007~2012年まで大統領を務めた同氏は現在70歳だが、今月25日にパリ刑事裁判所で懲役5年の有罪判決を下されたばかり。

『BBC』によれば、サルコジ元大統領は、2007年に選挙運動資金としてリビアの故ムアンマル・アル・カダフィから資金提供を受けたとして告発されていたという。

汚職や違法な選挙資金調達などの容疑は無罪になったものの、共謀罪で有罪となり、罰金10万ユーロ(約1739万円)の支払いも命じられた。

サルコジ元大統領は控訴する方針とされているが、今回の判決では控訴しても収監される。そのため、近日中にパリで収監される可能性があり、そうなれば、フランスの大統領経験者としては初の事態になるとのこと。

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