
ベルギー1部のシント=トロイデンは7日、アンデルレヒトのFW後藤啓介が期限付き移籍にて加入することが決定したと発表した。
後藤は2005年6月3日生まれの20歳。
191cmの大型ストライカーは、元日本代表の高原直泰が持っていたクラブ最年少得点記録を「17歳260日」に更新。その後も活躍を続け、高校3年生ながら33試合7ゴールを挙げてチームのJ1昇格に貢献した。
2024年1月、後藤はベルギーの名門アンデルレヒトへ期限付き移籍。セカンドチームでのパフォーマンスが評価され、1年後に完全移籍を果たすと、トップチームでもリーグ戦やELでゴールを記録している。
今夏のプレシーズンでも好調さを見せていたなか、昨季のチーム得点王アドリアーノ・ベルタッチーニをアンデルレヒトに引き抜かれたシント=トロイデンが、前線の柱として後藤に白羽の矢を立てたとみられる。
背番号は42番に決定した後藤。関係者のコメントは以下の通り。
後藤啓介
「STVVではとても温かく迎えていただき、本当に感謝しています。クラブに足を踏み入れた瞬間から、家族のような一体感と温もりを感じました。チームの力になれるよう、一日でも早く結果で貢献したいと思っています。
スタイエンでファンの皆さんにお会いできるのが今から楽しみですし、いつも変わらず支えてくださる皆さんに、プレーを通じて感謝の気持ちを届けたいです。これから一緒に、たくさんの素晴らしい瞬間をつくっていけたら嬉しいです」
立石敬之CEO
「この度、アンデルレヒトから後藤選手がSTVVに加入することとなりました。
後藤選手は90分間を通して高い運動量を発揮できるフォワードです。優れた状況判断と質の高い動き出しでチャンスを作り出し、ゴールに直結するプレーを見せてくれると期待しています。守備面でも積極的に関与できる選手であり、攻守両面で今季のSTVVに大きな貢献をしてくれると確信しています」

シント=トロイデンには今季、GK小久保玲央ブライアン、DF谷口彰悟、DF畑大雅、MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、MF松澤海斗と6人の日本人選手が在籍しており、後藤で7人目。
開幕2試合無敗(1勝1分)で3位につけるチームは次戦、8日に11位のデンデルとホームで対戦する。