J1リーグ3連覇を目指すヴィッセル神戸。今月から初優勝を目指すAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の戦いも始まった。

その神戸は、20日に無所属となっていた元日本代表GK権田修一を完全移籍で獲得した。

36歳の権田は、日本代表として2014年と2022年のW杯に出場したベテラン。今夏にハンガリー1部デブレツェンを退団して以降は無所属になっていた。

ただ、すでにJリーグの追加登録期限を過ぎているため、権田は今年のリーグ戦には出場できない。

そうしたなか、権田は神戸がYouTubeや公式SNSで公開した映像で、「2025年のJリーグは、僕は登録の関係で出場ができないので、そういう意味でACL一本になります。クラブがACLを勝ちたいからっていうことで普通はないじゃないですか?リーグ戦を出れないで、契約を提示してくただくのは、(通常は)ないんですけど、それだけこのクラブのACLへの思いは感じました」と語っていた。

出場は、アジア最強クラブを決めるACLEの舞台に限られるようだ。

その権田は、神戸で背番号71をつけることになったが、その理由についてはこう明かしている。

「最初にクラブから候補を見せてもらった時に、自分が過去につけていて、つけたい番号は、誰かしらにもうつけられていたので、選択肢が非常に少なかった(苦笑)

僕自身、番号はなにかしら常に意味をもたせるようにしていて、今回は息子の誕生日が7日であったり、妻の誕生日が1日だったり、そういうところもある。

所属(クラブ)がない間は、自分ひとりの力ではトレーニングできない時もあったので、そういう時に家族だったり、特に息子がボールを蹴ってくれたりとか練習を手伝ってくれたので、そういうところの感謝も込めてという意味でこの番号にしました」

支えてくれた家族への感謝を込めたものだそう。

神戸は10月1日のACLE第2節でメルボルン・ヴィクトリーをホームに迎え撃つ。

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