
現在成長を続けているスポーツビジネス。ヨーロッパやアメリカのみならず、アジアの各国でも急速に広がりを見せている。
今回は『SportsBrief』から「現在世界で最も収益性の高いスポーツ」のTOP5をお送りする。
5位:野球
競技全体の市場価値:400億ドル(6兆3150億円)
野球というスポーツはアメリカをはじめとしたいくつかの国だけで盛んなスポーツであるが、その中で莫大な金額を生み出せるという事実は信じがたいものだ。
特にアメリカでプロスポーツ選手になりたい若者は、給料が非常に高い野球という競技を選ぶことが懸命な選択になるだろう。
MLBでプレーする選手の平均年収は850万ドル(およそ13億5000万円)に達しており、スポーツとしての市場価値も400億ドルと見積もられている。
4位:アイスホッケー

競技全体の市場価値:600億ドル(9兆4700万円)
アイスホッケーはアメリカとカナダで最も人気があるスポーツの一つで、北欧諸国やイギリスでもプレーされている。とても専門的なもので、寒い地域に適した貴重な競技である。
北米で行われているNHLのフランチャイズは、2021-22シーズンに合計61億ドルの収益を得た。このスポーツの市場価値は600億ドルと見積もられている。
そしてNHLでプレーしているプロ選手の平均年収は220万ドル(およそ3億4700万円)で、エドモントン・オイラーズのコナー・マクデイヴィッドはリーグ最高額となる1250万ドル(およそ20億円)を得ている。
3位:バスケットボール

競技全体の市場価値:900億ドル(14兆2000億円)
最近のレポートによれば、バスケットボールの世界市場価値は現在900億ドルと推定されている。そしてもちろんその最大のシェアを持つのはアメリカだ。
NBAでプレーしている選手の平均年俸はおよそ380万ドル(およそ6億円)で、チームの収益合計は100億ドルに達した。前年度よりも30%以上の増加が記録されており、急速な成長がみられた。
Forbesのレポートによれば、スター選手のレブロン・ジェームズは2022年におよそ9650万ドル(およそ150億円)を支払われていたとも。
2位:アメリカンフットボール

競技全体の市場価値:2000億ドル(31兆5600億円)
アメリカンフットボールのトップリーグであるNFL。ほぼアメリカでしかプロとしてプレーされていないスポーツでありながら、その市場規模は凄まじいものがあり、全体の価値は2000億ドルに達する。
NFLは昨年驚異的な114億ドルの収益を上げている。これはどのスポーツリーグよりも高いものであり、選手にも破格の給与が支払われている。
Forbesで発表される「世界で最も裕福なスポーツ選手のランキング」でも、上位の多くをアメリカンフットボールの選手が締めている。
1位:サッカー

競技全体の市場価値:6000億ドル(およそ90兆円)
世界で最も人気があり、最大の市場シェアを誇っているスポーツはサッカー(アソシエーションフットボール)である。世界のスポーツ市場の43%を占めている。
特にイングランド・プレミアリーグはその中で最も人気があるものであるが、各国の国内リーグもそれぞれの中で多くの観客を集めており、アマチュアに至るまでの基盤も広い。
Forbesによれば、全スポーツ選手のなかでもクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシは最も収益をあげている人物の一人であるとのことだ。