J2のモンテディオ山形は25日、横内昭展氏が監督に就任することが決定したと発表した。

Jリーグへの登録手続きが完了次第、6月28日(土)に開催されるV・ファーレン長崎戦より指揮を執る予定だという。

横内氏は1967年11月30日生まれの57歳。東海大五高校(現・東海大福岡)から1986年にマツダへ加入。同期には元日本代表GK前川和也らがいた。

現役時代はチャンスメーカーとして活躍し、サンフレッチェ広島でJリーグでもプレーしたのち、1995年に引退。そのまま広島でスタッフ入りすると、2000年から2003年にかけては日本サッカー協会のスタッフも務めた。

2003年に広島へ戻り、トップチームのコーチに就任。小野剛氏やミハイロ・ペトロヴィッチ氏、さらには森保一氏と歴代の監督を支え、2019年から2022年のカタールワールドカップまでは森保監督の日本代表でコーチを務めている。

2023年にジュビロ磐田の監督に就任すると、就任1年目でJ1復帰を達成。しかし1年でJ2へ降格した2024シーズンをもって監督を辞任し、フリーとなっていた。

以下は関係者のコメント。

横内昭展氏

「このたび、モンテディオ山形の監督に就任することになりました横内昭展です。

シーズン途中での就任ではありますが、チームの現状をしっかりと受け止め、目の前の試合を大事にしながら山形一丸で戦い抜く覚悟です。

どんな時もモンテディオ山形の背中を押し続けてくれるファン・サポーターの皆様、そしてモンテディオ山形に関わる全ての皆様とひとつでも多くの勝利をつかみ喜びを共有したいと強く思っています。

引き続きモンテディオ山形へのご支援、ご声援よろしくお願いいたします」

株式会社モンテディオ山形 代表取締役社長 相田健太郎氏

「このたび、モンテディオ山形トップチームの新監督として、横内昭展氏をお迎えすることとなりました。

シーズン途中という難しいタイミングではありますが、横内監督の豊富な経験とリーダーシップに期待し、クラブは新たな一歩を踏み出します。

また、これまでチームを率いてくれた渡邉晋前監督に、改めて心より感謝申し上げます。クラブのために3年半にわたりご尽力いただいた姿勢に、深い敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。

私たちは今、新たな体制のもとで再び一丸となり、目の前の試合に全力で挑んでまいります。

ファン・サポーターの皆さま、そしてクラブに関わるすべての皆さまにおかれましては、引き続き温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」

今季、J1昇格を目指しながらJ2残留争いを強いられていた山形は、6月18日に渡邉晋監督との契約を解除していた。

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