イングランド代表の指揮官に就任することが発表されておよそ1年が経過したトーマス・トゥヘル監督。

チームは2026年ワールドカップ欧州予選で5戦5勝(13得点無失点)という圧倒的な強さをみせており、グループKの首位に立っている。

盤石といった様相であるが、一方、最新の代表メンバーからはフィル・フォーデン、ジュード・ベリンガム、ジャック・グリリッシュら名だたるスター選手が外れ、国内で物議を醸している。

トゥヘル監督は過去にベリンガムに対して「嫌悪感を抱いている」という発言をしており、選手との関係性についても懸念する声も挙がっている。

このような状況で、イギリス紙『The Sun』はこれらの選考に対するトゥヘル監督の考え方を伝えた。

同監督は近年のワールドカップでの成績から、イングランド代表は「優勝候補の立場ではない」と説明。

その上で、今回物議を醸している3選手の選外について、「現時点では、我々は我々の選択を貫きます。大胆な言い方をすれば、我々は最も才能のある選手を集めているのではなく、最高のチームになるための結束力と団結力を持った選手を集めているのです」と語った。

トゥヘル監督によると、この言い回しは最近見たドキュメンタリー番組のセリフに影響を受けたという。

「まさにそれを目指そうとしているんです。だから、最も才能のある選手を集めているのではなく、チームを作り上げようとしているんです。トロフィーを勝ち取るのはチームであり、他の誰でもないんです」と強調していた。

イングランドは9日に行われたウェールズ代表との親善試合に快勝。14日には、欧州予選でラトビア代表と対戦する。

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