小説がフィクションとは限らないし、実在する人物が登場したとしてもノンフィクションではないこともある。
フィクションとノンフィクションの違いはどこにあるのだろうか。類語や事例をみながら、その境界を理解していこう。解説してくれるのは
スタディサプリ高校講座の現代文講師 小柴大輔先生
Z会東大進学教室で講師を務めるほか、ロースクール(法科大学院)や司法試験受験の予備校においても一般教養小論文を指導している。
感覚ではなく論理的に答えを導く指導に定評があり、「現代文に対するイメージが変わった」と受験生から圧倒的な支持を集めている。
スタディサプリでは、現代文のほか、小論文や総合型選抜、学校推薦型選抜対策講座を担当。「フィクション」と「ノンフィクション」の意味と違いは?どちらも「表現」の種類。違いは事実に基づいているか否かフィクションもノンフィクションも、小説や映像作品の種類をいう。
違いは、「事実かそうではないか」だ。
フィクションで代表的なものに「SF(サイエンス・フィクション= Science Fiction)」がある。
想像上の設定と創作されたストーリーで作品が作られている。
反対に、ノンフィクションは事実に基づいた小説や記事をいう。
ドキュメンタリーやルポルタージュ、記録文学ともいわれるものだ。