いよいよ明日2019年4月15日(月)より『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』が、世界同時放送でスタートする。登場人物のうち果たして"鉄の玉座"は誰なの?ローリングストーン誌が、最終章を迎える前に玉座候補者10名を予想する。
『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』のエンディングは未だ明かされていないが、キャラクターのうち誰かが、鉄の玉座につくことは確かだ。それとも、それすらも確約されていないのだろうか。夜の王が皆を倒して物語は幕を閉じる、などという結末には、製作総指揮を務めるデイヴィッド・ベニオフや D・B・ワイスがさせないだろう。いよいよ最終章を迎える物語の中で、ラストに玉座につくであろう10のキャラクターを予想してみた。
10. ブロン
Macall B. Polay/HBO
もしかすると、ブロンよりは、ジェイミー・ラニスターといった人物のほうが鉄の玉座にふさわしいと思う人が多いかもしれない。しかし『ゲーム・オブ・スローンズ』内で、数多くの戦いを生き抜き、かつ視聴者に常に愛され続けているキャラクターはそれほど多くはない。彼は見た目や闘いにおいて、美しいとは言えないかも知れないが、安定した強さを見せる誇り高き剣士だ。
9. リアナ・モーモント
Helen Sloane/HBO
スターク家とラニスター家の滅亡の可能性や、夜の王との戦いで人間が勝つこと、そしてダニーがこの世を去るのか、エッソスに戻るのか……そこには、幾つもの複雑な物語が絡んでいる。しかしそれらは起こり得るし、この、まだ思春期にも満たない熊の島の淑女が、その賢さからリーダーの座に十分に値することは、ファンもよく理解しているだろう。 私たちがそこにためらいを覚えるとしても。
8. ジェンドリー
Helen Sloane/HBO
ジョフリーではなくジェンドリーは、ロバート・バラシオンの落とし子であり、シーズン7でジョンが北の壁に向かう際、しばらくの間姿を見せなかった彼が物語に再び登場した。さらにメリサンドルは彼の血を使い、自らの魔術を行なったこともある。
7. サムウェル・ターリー
Helen Sloane/HBO
この物語は夜の王たちとの戦いであり、主権を争う内戦であり、さらにウェスタロス大陸に住む人々を王族の血生臭い争いに巻き込みながらも、それらをすべて民に納得させなければならない。となると、最終的に真価を問われるのは民主主義の政治だ。そんな時、サムウェル以上の適任者が、他にいるだろうか?たとえ玉座が、結果として権力の象徴以上のものになったとしても。
6. サーセイ・ラニスター
Helen Sloane/HBO
本作屈指の悪女である彼女にも、家系の利がある。しかし物語は、彼女をその地位に留まらせるために、二転三転を繰り返しすぎた感も否めない。ドラゴン、もしくはゾンビが彼女を引きずり下ろそうとする中、現時点では、黄金兵団のみが彼女を囲っている。
5. 夜の王
HBO
このパターンは、最も虚無感が強いエンディングだーー。悪が勝ち、すべての人間がゾンビの奴隷となる。彼らのような得体の知れない生き物でも、玉座に座りたいという感情を持つのだろうか?もしくは、自分たちの仲間をエッソスに連れていくことしか興味が湧かないのだろうか。
4. ティリオン・ラニスター
Helen Sloane/HBO
つい感情移入してしまうティリオンは、ジョフリーの王の手としてウェスタロス大陸を纏めつつも、あらゆるタスクを同時進行でこなし、デナーリスの王の手も務めることになる。彼の、世界のために新たな道を見出したい、という強い想いは、例えその挑戦が数多くの犠牲者を出すことになったとしても、彼自身を良き王にすることだろう。
3. サンサ・スターク
Helen Sloane/HBO
ラニスター家の幼稚な人質から、七王国の権力者にまで返り咲いたサンサ。ネッド、ジョフリー、サーセイ、ラムジー、そしてリトルフィンガーまで、彼女ほどあらゆるタイプのリーダーシップを間近で体感した人物はいないだろう。すべての戦いが終わり、ジョンとダニーが狭い海の向こう側に戻って、暖かい土地で人生を謳歌しようと決意するとしたら、技量と民意の両方を持ち合わせるサンサもまた、玉座に近い人間と言える。
2. ジョン・スノウ
Helen Sloane/HBO
確かに彼はイケている。だがその理由は、スタークとターガリエン両家の血を引く、いわば正統派、伝統的なヒーロー性を持つがゆえだ。ラストでは、彼がこのゲームの勝者になり、かつてののけ者が勝利するという、視聴者にとっては若干既視感があるものの素敵なサプライズを演出するのか。あるいは、ジョンはもう負け犬ではないため、製作チームはより常識に囚われないような、斬新な形で物語を結ぶのか。私たちを待ち受けるものは……。
1. デナーリス・ターガリエン
Helen Sloane/HBO
ドラゴンの母であり、奴隷解放者であり、このゲームの大本命とも言える彼女。作中ではあらゆるキャラクターの英雄伝説が描かれているが、ダニーほど、常にゴールを見据え、そこへ前進し続けた者はいないだろう。彼女は地理的にも、最も長い距離を旅した人物であるし、物語中の成長度も、力のつけ方も、文句なしだ。
『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』のエンディングは未だ明かされていないが、キャラクターのうち誰かが、鉄の玉座につくことは確かだ。それとも、それすらも確約されていないのだろうか。夜の王が皆を倒して物語は幕を閉じる、などという結末には、製作総指揮を務めるデイヴィッド・ベニオフや D・B・ワイスがさせないだろう。いよいよ最終章を迎える物語の中で、ラストに玉座につくであろう10のキャラクターを予想してみた。
10. ブロン

Macall B. Polay/HBO
もしかすると、ブロンよりは、ジェイミー・ラニスターといった人物のほうが鉄の玉座にふさわしいと思う人が多いかもしれない。しかし『ゲーム・オブ・スローンズ』内で、数多くの戦いを生き抜き、かつ視聴者に常に愛され続けているキャラクターはそれほど多くはない。彼は見た目や闘いにおいて、美しいとは言えないかも知れないが、安定した強さを見せる誇り高き剣士だ。
9. リアナ・モーモント

Helen Sloane/HBO
スターク家とラニスター家の滅亡の可能性や、夜の王との戦いで人間が勝つこと、そしてダニーがこの世を去るのか、エッソスに戻るのか……そこには、幾つもの複雑な物語が絡んでいる。しかしそれらは起こり得るし、この、まだ思春期にも満たない熊の島の淑女が、その賢さからリーダーの座に十分に値することは、ファンもよく理解しているだろう。 私たちがそこにためらいを覚えるとしても。
8. ジェンドリー

Helen Sloane/HBO
ジョフリーではなくジェンドリーは、ロバート・バラシオンの落とし子であり、シーズン7でジョンが北の壁に向かう際、しばらくの間姿を見せなかった彼が物語に再び登場した。さらにメリサンドルは彼の血を使い、自らの魔術を行なったこともある。
もしかすると、他の候補者が脱落した際、彼の名が重要なポジションに浮上してくるのかも知れない。
7. サムウェル・ターリー

Helen Sloane/HBO
この物語は夜の王たちとの戦いであり、主権を争う内戦であり、さらにウェスタロス大陸に住む人々を王族の血生臭い争いに巻き込みながらも、それらをすべて民に納得させなければならない。となると、最終的に真価を問われるのは民主主義の政治だ。そんな時、サムウェル以上の適任者が、他にいるだろうか?たとえ玉座が、結果として権力の象徴以上のものになったとしても。
6. サーセイ・ラニスター

Helen Sloane/HBO
本作屈指の悪女である彼女にも、家系の利がある。しかし物語は、彼女をその地位に留まらせるために、二転三転を繰り返しすぎた感も否めない。ドラゴン、もしくはゾンビが彼女を引きずり下ろそうとする中、現時点では、黄金兵団のみが彼女を囲っている。
5. 夜の王

HBO
このパターンは、最も虚無感が強いエンディングだーー。悪が勝ち、すべての人間がゾンビの奴隷となる。彼らのような得体の知れない生き物でも、玉座に座りたいという感情を持つのだろうか?もしくは、自分たちの仲間をエッソスに連れていくことしか興味が湧かないのだろうか。
4. ティリオン・ラニスター

Helen Sloane/HBO
つい感情移入してしまうティリオンは、ジョフリーの王の手としてウェスタロス大陸を纏めつつも、あらゆるタスクを同時進行でこなし、デナーリスの王の手も務めることになる。彼の、世界のために新たな道を見出したい、という強い想いは、例えその挑戦が数多くの犠牲者を出すことになったとしても、彼自身を良き王にすることだろう。
ティリオンがこのポジションに身を置く大きな理由は、演じるピーター・ディンクレイジが間違いなく『ゲーム・オブ・スローンズ』の顔であるからだ(彼は看板俳優、もしくは、その有力候補の俳優と言える)。製作陣が、このシリーズにおけるスターをわかりやすく贔屓するとは思えないが、果たして?
3. サンサ・スターク

Helen Sloane/HBO
ラニスター家の幼稚な人質から、七王国の権力者にまで返り咲いたサンサ。ネッド、ジョフリー、サーセイ、ラムジー、そしてリトルフィンガーまで、彼女ほどあらゆるタイプのリーダーシップを間近で体感した人物はいないだろう。すべての戦いが終わり、ジョンとダニーが狭い海の向こう側に戻って、暖かい土地で人生を謳歌しようと決意するとしたら、技量と民意の両方を持ち合わせるサンサもまた、玉座に近い人間と言える。
2. ジョン・スノウ

Helen Sloane/HBO
確かに彼はイケている。だがその理由は、スタークとターガリエン両家の血を引く、いわば正統派、伝統的なヒーロー性を持つがゆえだ。ラストでは、彼がこのゲームの勝者になり、かつてののけ者が勝利するという、視聴者にとっては若干既視感があるものの素敵なサプライズを演出するのか。あるいは、ジョンはもう負け犬ではないため、製作チームはより常識に囚われないような、斬新な形で物語を結ぶのか。私たちを待ち受けるものは……。
1. デナーリス・ターガリエン

Helen Sloane/HBO
ドラゴンの母であり、奴隷解放者であり、このゲームの大本命とも言える彼女。作中ではあらゆるキャラクターの英雄伝説が描かれているが、ダニーほど、常にゴールを見据え、そこへ前進し続けた者はいないだろう。彼女は地理的にも、最も長い距離を旅した人物であるし、物語中の成長度も、力のつけ方も、文句なしだ。
彼女がターガリエン家を復活させ、再度統治者に仕立て上げることは不思議ではないし、シーズン8を見守るオーディエンスも、その結果なら納得がいく形なのではないだろうか。
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