カリフォルニア州サンディエゴで開催された「コミコン・インターナショナル」にて、米マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は、帰ってきたスーパーヒーロー、新作シリーズ、ディズニー+のドラマシリーズ、再映画化をはじめとする「フェーズ4」計画を発表した。
帰ってきた『アベンジャーズ』シリーズとしては、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウが主役の作品が2020年5月1日に全米で公開予定。同作は、MCUの「フェーズ4」の幕開けを飾る。ヨハンソンのほかには、フローレンス・ピュー、デイヴィッド・ハーバー、レイチェル・ワイズが出演予定。メガホンを取るのはケイト・ショートランドだ。
ベネディクト・カンバーバッチが主演し、MCU初の”ホラー映画”と称された2016年のスーパーヒーローものの続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』の全米公開予定は2021年5月7日だ。監督を務めるのはスコット・デリクソン。スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンの出演が決まっているなか、オルセンが演じるスカーレット・ウィッチは、ディズニーによる新動画サービス「ディズニー+」の新作ドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』としてもフィーチャーされる。配信予定は2021年春、ヴィジョンを演じたポール・ベタニーも出演する。
『マイティ・ソー』の第4弾、『ソー:ラブ・アンド・サンダー』は2021年11月5日に全米公開を予定している。監督を務めるのはタイカ・ワイティティ。クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、ナタリー・ポートマンが再出演を果たす。
さらに、ディズニーによる新動画サービス「ディズニー+」からは『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2020年秋公開予定)、トム・ヒドルストンを主役に迎えた『ロキ』(2021年春公開予定)、ジェレミー・レナー主演の『ホークアイ』(2021年秋公開予定)といったドラマシリーズのほかにも、ジェフリー・ライトがウォッチャー役として主演する、マーベルコミックの別展開を描いた”もしも……だったら?”シリーズ『ホワット・イフ…?』のアニメの配信も決定している。
数多くの新作とともに、待ちに待った『エターナルズ』の公開も発表された。イカリス役にリチャード・マッデン、キンゴ役にクメイル・ナンジアニ、ファストス役にブライアン・タイリー・ヘンリー、アジャック役にサルマ・ハエック、そしてセナ役にアンジェリーナ・ジョリーといったキャストも公表された。『ザ・ライダー』でメガホンを取ったクロエ・ジャオが監督を務める同作は、2020年11月6日に全米公開を迎える予定だ。
さらには、マーベルのカンフーマスターことシャン・チーも『シャン・チー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』として映画デビューを果たす。主役シャン・チーを演じるのはシム・リウ。トニー・レオンがマンダリンを演じる一方、オークワフィナの役名はまだ公表されていない。同作の公開予定は2021年2月12日。
そしてようやく、マーベルは『ブレイド』の再映画化を発表した。かつてウェズリー・スナイプスが演じたヴァンパイアハンターを演じるのは、マハーシャラ・アリ。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、2021年以降の計画についても言及。ディズニーによる21世紀フォックスのコンテンツ事業の買収によって、『ファンタスティック・フォー』の再映画化が可能になったことを明かした。だが、フォックスのもうひとつのシリーズ作品『X-MEN』に関する計画はいまのところない。
New Chapter..
New Beginning..
Which movie in Marvel Phase 4 you are more excited for? pic.twitter.com/dKOq5VSP4d— Marvel Universe (@77MCU) July 21, 2019