新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』でアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンがシリーズ復帰を果たすなか、ビリー・アイドルはポッドキャスト『Rolling Stone Music Now』の最新エピソードで同シリーズに出演しかけた体験を振り返った。
「実際、一部の場面の演技もしたよ」とポッドキャストでアイドルは語った。「写真を持って(ジョンの)養父母のもとを訪れる場面を演じるハメになった……でも問題は、俺はかなり足を引きずっていたんだ。そこでキャメロン監督は『走れないといけないのが唯一の問題だな』と言った……それに、わかるだろ? 俺は歩くのもやっとだった。100%ノーマルな状態に戻るには時間がかかると思った。それに、当時はCGを使ったところでごまかすのは不可能だったから」
だが、結局はロバート・パトリックがT-1000役に抜擢されたのは映画にとって良いことだったとアイドルは思っている。「俺にあんな冷たい上部だけの表情が表現できたかな? パトリックの演技は本当にすごかった」とアイドルは言った。
バイク事故が原因で俳優としての約束されたキャリアは頓挫してしまったようだ。アイドルはオリバー・ストーン監督の『ドアーズ』でジム・モリソンの友人トム・ベイカーを演じる予定だったが、最終的にはマイケル・マドセンが配役され、怪我から復帰後もアイドルはちょい役に甘んじなければならなかった。