The 1975のヴォーカル、ヒーリーは、Twitter上でレディング&リーズ・フェスティバルの出演者は圧倒的に男性アーティストが多いという問題についての会話に参加し、苦言を呈した(なおThe 1975は今年どちらのショーにも出演していない)。彼は再結成したレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがヘッドライナーを務めることを称賛しており、ガーディアン紙の編集者ローラ・スネイプスが「レイジというバンドの偉業は、その影響力をラインナップの平等性に使えただろう」と言及したことに後押しされたもよう。
ヒーリーは「この契約にサインしている僕は、こうしたこと(インクルージョン・ライダー)を遵守していないフェスに賛同したことになるし、既にチケットを購入しているファンをがっかりさせたくもない。だけど、たった今から僕は行動を起こすし、これが男性アーティストが真の味方になれるやり方だと信じている」とリプライ。
Take this as me signing this contract - I have agreed to some festivals already that may not adhere to this and I would never let fans down who already have tickets. But from now I will and believe this is how male artist can be true allies https://t.co/1eaZG2hEze— (@Truman_Black) February 12, 2020
しかし、Twitterの投稿は法的に文書と結びついているわけではない。彼は具体的にバンドが取り組むべきことがあると認めながらも(「エージェントは今、子猫の世話で忙しいってわかってる」とジョークを挟みつつ)こう続けた。「時間切れだ、チャットしていないで人々は行動すべきだ。スネイプス、動機を与えてくれてありがとう。あなたはすごいよ……。ポイントは、レディング&リーズ・フェスティバルにもっと多くの女性が出演すれば世界で最も良いフェスになるってことなんだ。すごくヴァイブのある場所になるよ。人をジャッジするのはやめておこう。
The 1975の『A Brief Inquiry Into Online Relationships』が年間ベストルバムを獲った昨年のブリット・アワードでの受賞スピーチで、ヒーリーはスネイプスによる音楽産業におけるミソジニーについてのエッセイを以下のように引用している。「『音楽の世界では、男性による女性蔑視の言動は、”ニュアンス”や”アーティスト気質”として解釈される一方、それを主張する女性や人々は”アートを理解できないヒステリー”として扱われてしまっている』と彼女は言っています」
The 1975はニュー・アルバム『Notes on a Conditional Form』を準備中で、何度かの延期を経て4月24日に発売される見込みだ。今夏、バンドはLPに伴う北米ツアーに乗り出す予定。