Netflix『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』に登場するキャロル・バスキン氏には様々な肩書きがある。大の猫好き、キャッチフレーズ考案者、ヒョウ柄愛好家。
さらに、このシリーズでも詳しく触れているように、1996年から行方がわからないままの、フロリダの大富豪で元夫のジャック・ドナルド・”ドン”・ルイス氏失踪事件の重要参考人でもある。

バスキン氏はこれまで何度も、元夫の失踪への関与を否定してきた。先日も自らが創設し、CEOも務める大型ネコ科動物保護団体Big Cat Rescueのサイトにブログを投稿し、ドキュメンタリー製作者が焦点を当て続けたそのような噂を「不愉快な嘘」と呼んだ。しかしNetflixシリーズが大ヒットし、見た人が『タイガーキング』関連のものを端から全部ググっている今、再度注目を集めているルイス氏の失踪についてフロリダの保安官が情報提供を呼びかけ始めた。

「Netflixと#COVID-19、#quarantine(自主隔離)のおかげで#TigerKingにこれだけ注目が集まっている今、情報提供を呼びかける良い機会だと思いました」とヒルズボロ群のチャド・クロニスター保安官が3月30日にツイートした。

クロニスター保安官の記者会見によると、事件について6件の情報提供があったそうだが、どれも進展には繋がっていないという。「真相に繋がるような証拠や手がかりが何もないんです」とZoomインタビューでクロニスター保安官。「今はまだそこから進展していませんが、より多くの人がこのドキュメンタリーを見て、その状況も変わることを願っています」

番組を見た人なら知っている通り、ルイス氏とバスキン氏は消息を断つ1997年8月までタンパで野生動物の保護施設を営んでいた。バスキン氏が捜索願いを出すとルイス氏のバンが近くの空港で発見され、バスキン氏は夫が失踪する前の晩に車をコスタ・リカに運ぼうとしていたと捜査関係者に話した。

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エキセントリックでカルト的な人物がそろった、まさに小説より奇なるトラの繁殖と飼育の世界。その中でもひときわ際立つ存在であるのが、オクラホマ州の沿道で動物園を営むジョー・エキゾチック。銃を肌身離さず持ち歩き、マレットヘアが特徴的な一夫多妻主義のカントリー歌手。
ジョーをはじめ、麻薬王 、詐欺師、カルト教団のリーダーなど、的外れなカリスマ性を持った強烈な登場人物たちの共通点は、猛獣に対する異様なまでの情熱。彼らは皆、危険な動物たちがもたらすステータスや脚光に魅せられている。しかし、動物愛護運動家でネコ科大型動物の保護区を所有するキャロル・バスキンが、彼らを廃業に追い込むと脅したことから事態は暗転。かき立てられた対抗意識が、ひいては委託殺人を企てたとしてジョーの逮捕へとつながることに。猛獣よりもさらに危険な飼い主たちの、常軌を逸した真実が浮き彫りになるドキュメンタリー。

Netflixで『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』を観る: https://www.netflix.com/TigerKing
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