想像を絶する爆発力、液化天然ガスの鉄道輸送プランに環境保護団体が警告

想像を絶する爆発力、液化天然ガスの鉄道輸送プランに環境保護団体が警告
液化天然ガスの輸送規制ガイドラインを緩和するというトランプ米政権の新たな決定は、街をまるごと吹き飛ばすほどの破壊力を持った「爆弾列車」を生みかねない、と環境保護団体が発言している。非営利団体Earthjustice率いる環境団体連合は、現地時間24日に施行される予定の決定に異を唱え、現政権を提訴した。

これとは別に、14の州とコロンビア特別区もトランプ政権を訴え、決定の再検討と違法宣言を求めた。国家運輸安全委員会および全国消防保安官協会も同じく反対している。

新たな規制では、これまでアメリカ国内で許容されていた量をはるかに超える、タンク1台あたり最大3万ガロン(約11万4000リットル)の液化天然ガス(LNG)を鉄道輸送することが認められる。また1回に輸送することのできるLNGタンク搭載車両の数や、輸送経路についての制限が一切ないため、人口密度の高い都市部を自由に行き来することにもなる。

Earthjusticeの訴状に記載された数値によると、車両22台分で広島の原爆に相当するエネルギーが生成されうるそうだ。

LNGは天然ガスと同じ――フラッキング(水圧破砕法)で採取されるのが一般的――だが、マイナス162℃まで冷却することで液状になる。危険が生じるのはガスが容器から漏れた場合。高可燃性の物質が質量の600倍以上に膨張することもあるという。

「LNGを搬送する船舶は、海上の爆弾、と表現されてきました」。 訴訟を起こした州連合を率いるメリーランド州のブライアン・フロッシュ州司法長官は、19日に声明を発表した。「我々の地域にLNGを満載した車両を走らせるなど、非常に危険な行為です。今回の提案は、大量のLNGを貨物列車にのせて都市部を経由して輸送することが、住民や天然資源の安全にどんなリスクを及ぼすか、まるで意に介しておりません」

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2020年8月23日の社会記事

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