バラク・オバマ前大統領によるアフォーダブルケア法(ACA)、通称「オバマケア」により、健康保険に加入するアメリカ人の数が今までで最大になった。2021年の前半においては3100万人のアメリカ人が、による健康保険加入を果たしたとホワイトハウスが報告した。
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オバマ前大統領はバイデン大統領に「これは私たちが一緒に成し遂げたこと。我々は常に国民皆保険の原則をどうやって確立させようかと話し合ってきたが、ついに成立させることができました」と語りかけた。報告によると、1130万人が、政府による助成金が支払われる民間の健康保険を購入しているようだ。37州とワシントンD.C.においては1480万人がメディケイド(低所得者を対象に、州政府と連邦政府によって運営される公的医療保険制度)を、加えて100万人がオバマケアによる基本の健康保険プランを選択している。ホワイトハウスによると、さらに400万人がメディケイドの対象となることが確認されている。
メディケア・メディケイド・サービスセンターの管理者チキータ・ブルックス=ラシュア氏は、今回の報告に寄せた声明で「私たちはパンデミックによる医療と経済への影響から立ち直りつつあり、それにより明らかになった格差を是正するために行動しています。その結果、必要とされる医療が国民に保障されるよう、ACAの保護と再建を行うことを決定しました」と、語った。
2010年に施行されたACAは、メディケア、メディケイドが作られた1965年以降、最大の健康保険の拡大となり、オバマ前大統領は「ここまでの努力は実りました。自分の愛する者たちのために医療を必要とする家族たちは、そこに手が届くようになったということだけで、時間と労力をかけただけの値打ちはあるでしょう」と語った。しかしACAは現在、最高裁判所による合憲性の審査に直面しようとしている。
From:Record 31 Million Americans Have Coverage Because of the Affordable Care Act, White House Says