9月に施行された中絶禁止法は、ほとんどの女性がまだ妊娠に気づくこともない妊娠6週間以降の中絶を禁じるもので、妊娠6週間以降の中絶に関与したあらゆる人間に対し、それとは関係ない一般市民が訴訟を起こすことで法廷報奨金を得ることができる内容になっている。
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ウォレス氏は、レイプの被害者に対し、「妊娠しているかどうかもわからない6週間の猶予しか与えていないこと」に言及。さらに、アボット知事が過去に、レイプ等の性犯罪を犯したものへのさらなる厳罰化を掲げたことについて触れ、「『テキサス州からレイプという犯罪自体を撲滅するから問題ない』と語るのは正しいと言えるのか?」と繰り返し追求した。
アボット知事はこの追及に対する直接の回答は明らかにせず、「性犯罪の被害者たちには援助、ケア、そして同情が必要だ」と答えるにとどまった。そのための手段として「法律を施行し、州当局に性犯罪被害者への特別対策本部を構える」ことが最良だと考えているようだ。
an insane chyron pic.twitter.com/qimtDunfy3— Aaron Rupar (@atrupar) September 26, 2021
アボット知事は、性犯罪者への死刑の導入を主張し、「中絶禁止法の目的は生まれてくる子供たちの命を守ることなのです」と述べた。
対談が終了に近づき、ウォレス氏は再度、アボット知事に対し中絶禁止法に例外を設ける別の法律を検討するよう働きかけたが、知事は回答を拒み、「そのような法が私のデスクまで届くことはないだろう」と断言した。
From:Greg Abbott Wont Support Exception in Abortion Bill for Victims of Rape, Incest