【写真】ライブの様子
昼公演のオープニングを飾ったのはアップテンポナンバーの「ロックだよ、人生は…」。客席の各所にメンバーが登場するサプライズに会場は一瞬にして熱気と歓声に包まれた。夜に卒業公演を控える矢吹奈子は「(ファンの皆さんが)声が出せるコンサートは久しぶりなので、皆さんといつも以上に熱くなれたらいいなと思います!」と話し、チームHキャプテンの豊永阿紀は「今の私たちにできる最大限のパフォーマンス、そして2月から新体制になった新チームでのパフォーマンスを楽しんでいただければと思いますので是非皆さん、たくさんの声援とともに一緒に盛り上がってください!」と挨拶。大きな拍手が起こった。
冒頭のMCが終わると、まもなくデビュー1周年を迎える研究生の「ファンミーティング」に続いて、チーム・ユニットパートへ。最上奈那華はソロ曲「悲しみの浄化装置」をフレッシュにパフォーマンス。映画『向田理髪店』の主題歌にも抜擢された「全然変わらない」は歌唱力に定評のある市村愛里と豊永阿紀が力強く歌い上げた。そして矢吹奈子は「出逢いの続き」を披露し「先輩たちから手渡されたバトンをこれからも大切に繋いでもらいたいと思います」とメンバーへメッセージを送っていました。コンサート後半はHKT48のシングル曲やライブチューンを一気に披露し、盛り上がりも最高潮に。最新シングル「君はもっとできる」や、ライブには欠かせない楽曲「最高かよ」など、新旧織り交ぜた楽曲が終盤を盛り上げた。
そして迎えた夜公演。矢吹のメッセージVTRで幕を開けた卒業コンサートのオープニングは、HKT48の最新曲で矢吹センター楽曲「君はもっとできる」でスタート。

HKT48「矢吹奈子卒業コンサート~未来への翼~」(©Mercury)
ユニットパートでは、各チームや期ごとに分かれてのパフォーマンス。矢吹が想いを込めてセットリストに組み込んだ曲が続いた。”なこみく”の愛称で2人での活動も多かった同期の田中美久とは「生意気リップス」「友達でいられるなら」、同じく同期の栗原紗英・山下エミリーとは「思い出のほとんど」を披露し、涙で歌えなくなる一幕も。

HKT48「矢吹奈子卒業コンサート~未来への翼~」(©Mercury)
そしてユニットパート終盤には卒業生の兒玉遥・指原莉乃・田島芽瑠・朝長美桜・村重杏奈がサプライズ登場し、会場の熱気をさらに引き上げました。指原莉乃の卒業コンサートのステージに一緒に立つことができなかった矢吹は「さしこちゃんの卒業コンサートで歌うことができなかった『君の名は希望』を今回、私の卒業コンサートで歌わせていただきました」と涙ながらに話すと指原は「奈子のおかげで久しぶりにステージで歌うことができてとっても嬉しかったです。皆さん、卒業しても奈子ちゃんのこと、よろしくお願いします!」と呼びかけると温かい拍手が起こった。

HKT48「矢吹奈子卒業コンサート~未来への翼~」(©Mercury)
矢吹のソロ曲「いじわるチュー」では卒業生をバックにパフォーマンス。卒業生へのサプライズで、矢吹がステージから移動しひとりトロッコに乗る演出を用意していたが、村重杏奈が一緒にトロッコに乗ってしまうハプニングに大きな笑いが起こった。

HKT48「矢吹奈子卒業コンサート~未来への翼~」(©Mercury)
そして「早送りカレンダー」「桜、みんなで食べた」などのシングル曲が続き、あっという間に迎えた終盤。

HKT48「矢吹奈子卒業コンサート~未来への翼~」(©Mercury)
クライマックスでは、卒業曲「君はもっとできる」を再度披露し、「メロンジュース」「12秒」で締めくくり、「改めて、本当にこんなに素敵な景色を見させてくれてありがとうございました!」と力強く挨拶。大好きなメンバーたちに囲まれながら、約10年、駆け抜けたアイドル人生に笑顔で幕を閉じた。