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88歳だったフランシスコは脳卒中を発症し、昏睡状態に陥った後、「不可逆的な循環器系の崩壊」を起こしたという。
教皇は生涯を通じて呼吸器系の問題に苦しんでいた。若い頃には命に関わる肺炎を患い、その結果として肺の一部を切除。このことがインフルエンザや気管支炎に対する脆弱性を高めていた。
今年2月には、教皇は両側性肺炎と診断され、5週間にわたって入院。さらに「喘息性の呼吸器危機」により容体は急速に悪化し、病院を退院できたのは3月下旬に容体が安定してからだった。
教皇フランシスコの最後の公の場は、死去の前日である復活祭の日曜日だった。彼はサン・ピエトロ広場で数千人の信徒を祝福し、アメリカ副大統領J.D.ヴァンスとも短時間会談した。
最後のスピーチの中で、教皇は移民への慈悲と平和の重要性を訴え、ガザでの停戦とイエメン紛争の解決を呼びかけた。
「この日に、私たち皆が新たに希望を持ち、他者、特に私たちとは異なる人々──遠い土地から来て、見慣れない風習や生活様式、思想をもつ人々への信頼を取り戻せるよう願っています」と、教皇は復活祭の祝福で語った。「私たちは皆、神の子なのです!」
from Rolling Stone US