「大学を終えてからも、女性スポーツの発展のために尽力していきたい」とRolling Stoneに語る。
「私はずっと女性スポーツを支持していくつもり。それは本当に大切なこと。LSUには”Livvy Fund”っていう基金があって、女性学生アスリートのためにNIL(名前・肖像・イメージの使用)契約を支援するものなんだけど、これを他の大学にも広げていきたい。女性がNIL契約を得るのって本当に難しいし、どう動いていいか分からない人が多い。知識も機会もまだ少なすぎるから、そこを変えていきたいの」
初のランウェイショーでも「心は体操選手」
2025年5月、ダンはフロリダ州マイアミで行われたSwim Weekの『Sports Illustrated』水着ランウェイショーで、ジョーダン・チャイルズやイローナ・メアーらと共に初登場。緊張しつつも、ランウェイの最後にはスプリット(開脚ジャンプ)を披露する大胆なパフォーマンスで観客を驚かせた。
「リハーサルでは間違えて逆側のランウェイを歩いちゃったの(笑)」と語る彼女。「でも、緊張したときは深呼吸して笑顔を作るの。
I got triple dog dared pic.twitter.com/ydkBLOTDy9— Olivia Dunne (@livvydunne) June 2, 2025
有名女性アスリートに立ちはだかる”悪質な行為”
ダンは、自身の影響力を使って、女性アスリートに対するハラスメントや迷惑行為に警鐘を鳴らしている。『Sports Illustrated』の表紙を飾った際にも、中年男性の集団にフライト情報を特定され、空港で後をつけられたりサインを要求されるなどのストーカー被害を告白した。
「一線を越えてくる人がいるのよね。私は基本的にサインをするのは好きだし、断ることはめったにない。でも、”あなたが来る前に、もう誰かがそこにいる”って状況はやっぱり不気味。空港のセキュリティ通過のためにわざわざチケットを買って待ってる人もいたりして。女性が一人で移動していると、やっぱりちょっと怖いし、気味が悪いのよ。だからこそ、私が声を上げて状況を明るみに出すことが大事だと思ったの」
これからのリヴィー・ダン
競技用レオタードを脱いだ今、彼女はインフルエンサーとしての活動を続けつつ、インビザラインなどのブランドと契約。また、他の女性アスリートたちが自分の競技やSNSでの存在感を確立できるように支援していくという。
「SNSの一番の魅力は、同じ情熱や意志を持った人たちとつながれること」と彼女は語る。「全国いろんな場所の人たちと出会えるって、本当に特別。私の人生を大きく変えてくれたわ」
from Rolling Stone US