ロッド・スチュワートが、かつてフロリダで隣人だったドナルド・トランプ大統領との”友情の終焉”について明かした。

英『Radio Times』のインタビューでスチュワートは、かつてトランプと「非常に、非常によく知り合っていた」と語り、フロリダでお互いの家が「本当に数百メートルほどの距離」にあった頃には、よく一緒に時間を過ごしていたという。
「彼の家に遊びに行ってたし、ビーチ沿いに住んでいたからね。クリスマス・パーティーにもよく招かれてた」と振り返る。

スチュワートは、トランプについて「いかにも”男の中の男”という感じのところが好きだった」としながらも、「でも、女性に対する扱いが良くなかったと、少なくとも僕には思えた」と苦言を呈する。そしてトランプが大統領になってからは「まったく別人のようになった。僕が知っていた人物ではない」と語った。

さらにスチュワートは、現在ではもうトランプのことを「友人とは呼べない」と明言。その理由として、ガザ紛争においてアメリカ(およびイギリス)がイスラエルに武器を供給し続けていることを挙げた。

「彼(トランプ)がイスラエルに武器を売り続けている限り──今もそうだ。あの戦争がどうやって終わるっていうんだ?」とスチュワートは述べ、「そして、僕たち(イギリス)も売るのをやめるべきだ……(イスラエルの首相)ネタニヤフがパレスチナ人にしていることは、かつてユダヤ人に起きたこととまったく同じだ。あれは殲滅だ。そして彼が望んでいるのは、その民族を完全に排除すること。それしかない。
夜にどうやって眠れるのか、理解できない」と語気を強めた。

今月初め、スチュワートはインフルエンザにかかった影響でアメリカでの数公演を延期・中止することを余儀なくされたが、現在は回復し、6月29日にはグラストンベリー・フェスティバルの「レジェンド枠」でピラミッド・ステージのヘッドライナーとして復帰予定。その後は、7月3日のカナダ・ケベック公演を皮切りに、北米ツアーを9月中旬まで行い、9月24日からはラスベガスのシーザーズ・パレス内「コロセウム」での常設公演も再開予定となっている。

From Rolling Stone US.
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