平均年齢18歳の6人組ボーカルグループ、FYURA(エフユラ)。2024年4月に結成されたばかりのニューカマーながら、Instagramでの総再生回数1340万回、TikTokでの総再生回数2840万回と爆発的な注目を集めている彼女たちは今現在、8月の初ワンマンライブツアーに向けて5カ月連続リリース期間の真っ只中だ。


今回の結成後初のメンバー全員揃い踏みインタビューでは、そんなFYURAの劇的なエピソードゼロに始まり、6人それぞれの個性や魅力について。そして、デビューから今日までのストーリーとその間に発表してきた楽曲たちにもフォーカスし、夢の世界最高峰の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」出演に向けてどんな未来を歩もうとしているのか。ガッツリ語ってもらった。

―結成後初のメンバー6人全員揃い踏みインタビューということで、まずは1人ずつ自分の好きな音楽も含め、自己紹介をお願いできますでしょうか?

Niina:FYURAのリーダー、大阪育ちのNiinaと言います。私は日本の音楽も洋楽も2000年代の音楽がすごく好きで、特にR&Bが好きです。日本だと宇多田ヒカルさんが好きです!

Vivyy:和歌山県出身、今でも関西弁バリバリのVivyyです。私はとんがっている音楽が好きで。例えば、デビュー当時の椎名林檎さんとか、最近だとTempalayさんとか、Billyrromさんとか。自分も人と被るのがキライなので(笑)、そういうオルタナ系の独自の音楽をやっている人たちがすごく好きです。

LUNA:FYURAの高身長低音ボイスのLUNAです。よろしくお願いします! 私が普段聴く音楽は洋楽が多くて、その中でもずっと昔から大好きなのはR&B。で、自分がすごく影響を受けてリスペクトしているアーティストはケラーニさんで、最近は彼女の新曲が良い意味で「こう来たか!」って感じで最高だったので、めちゃくちゃよく聴いています。


k2:編み物が好きな、明日で19歳になるk2です(※このインタビューは、2025年6月13日に行われた)。私がいちばんリスペクトしているアーティストはクリスティーナ・アギレラで、去年のサマソニで初めて生で観たんですけど、もうエグいほど鳥肌が立つぐらい力強い歌声で感激しました! あとは、日本のSaucy Dogさんとか、クリープハイプさんとか、邦ロックも好きでよく聴きます。

Yuki:16歳、カメレオンボイスのYukiです。私は邦楽も洋楽もたくさん聴くんですけど、いちばん好きなジャンルはボーカロイドで。最近の曲から昔の曲まで掘ってよく聴いています。あと、洋楽だとクリーン・バンディットがフィーチャリングしている曲をたくさん聴いています。よろしくお願いします!

yuzu:最年少の15歳、yuzuです。よろしくお願いします! 私はラップが得意で、ヒップホップがすごく好きなんですけど、昔で言ったらローリン・ヒルだったり、ウータン・クランだったり、NASだったり。今の新しい音楽だとプレイボーイ・カーティとか、トラヴィスとか好きでよく聴いています。

―そんな6人から成るボーカルグループ・FYURAなんですが、そもそもどういった経緯で結成することになったんでしょう?

Niina:私たちは2024年に6人組になったんですけど、その前のストーリーもあって。みんな、元々は同じアカデミーに所属していて、”FYURAプロジェクト”という形で各地からセレクトされて集まったんですね。そのときは今の倍ぐらいの人数がいて、そのみんなとデビューを目標に活動していたんですけど、あるタイミングでデビューの話が白紙になってしまったんです。
それで「どうする?」ってなったときに、自分たちの意思で「FYURAを続ける」と決めたのがこの6人で。それで名前をFYURAプロジェクトからFYURAに変えて、事務所も変わって、それから今1年ぐらい経ったところですね。

―そんな経緯があったんですね。この6人がそれぞれ「FYURAを続ける」と決めた理由を伺ってもよろしいですか?

yuzu:私はそれこそアカデミーで7年ぐらいダンスをやっていたんですけど、FYURAをきっかけに歌やラップを始めたんですね。それまで音楽を体でしか表現していなかった私が「歌うの、楽しいな。ラップって楽しいな」と思うようになったんです。それで音楽を表現することが楽しくなっていったので、残るか残らないか選択しなきゃいけなかったときは「もちろん、ここにいるでしょ。絶対にここでやっていきたい」みたいな。即答でしたね。

Yuki:私はFYURAプロジェクトに在籍しながらもソロ志望だったんですよ。でも、決断しなきゃいけないタイミングになって、将来のヴィジョンを考えたとき……少人数のグループになったとしても、みんなでそれぞれ助け合って活動していく楽しさ。それを私はここで気付かせてもらったから「FYURAでの活動を私は続けていきたい」と思って、この6人で活動していく未来を選びました。


Vivyy:なんか感動しちゃいます。Yukiちゃんからこんな話を聞いたことがなかったから。

yuzu:私とYukiは福岡出身で、アカデミーの福岡校にいたんですよ。で、他のメンバーも大阪とか東京とか分かれていて、ずっとオンラインでやり取りしていたんです。

―なるほど。常に一緒に活動していて、コミュニケーションを直接取れていた6人ではなかったんですね。それでも「FYURAでみんなと活動していきたい」と決めたのはスゴい話ですね。

Vivyy:私は元々ダンスオンリーで、アカデミーに入ったのもダンス&ボーカルがやりたかったからなんです。で、小学校6年生のときに歌を始めて、高校2年生のときかな。そのときはダンスから歌にシフトチェンジしていたんですけど、受験期だったからもう辞めようと思っていたんですよ。そんなときにFYURAプロジェクトから声をかけてもらったから「これが最後のチャンスだ」と思って参加させてもらって。そこで「やっぱり歌は楽しいな」と思ったし、この状況をつくっていただいた有難さもあったし、FYURAにいたら好きな音楽ができるかもしれないと感じていたので、選択を迫られたときに残ることにしました。


k2:私もVivyyさんと同じぐらい、約10年ほどアカデミーにいて。その中で初めて呼ばれたプロジェクトがFYURAプロジェクトだったんですよ。それまでは普通の練習生としてレッスンをただ受けていただけだったので、声をかけてもらった時点でめちゃくちゃ有難いと思っていたし。あと、私はダンスが苦手だったんですよ。でも、私は歌が好きだし、歌うことをずっと続けていきたいと思っていて、FYURAは歌がメインだったから「これは行くしかない!」と思って参加させてもらったんです。私も最初はソロ志望だったんですけど、そこでみんなと声を重ねて歌ったり、みんなでモノをつくっていく楽しさを知ったのと、みんなのことをリスペクトしていたから「FYURAなら大きくなれるんじゃないか」と思って残りました。

LUNA:私も8年9年ぐらいアカデミーで練習していて、その中でいろんなプロジェクトの審査会に参加させてもらったんですけど、大人の方々にダンス、歌、ビジュアル、すべての評価をしてもらうんですね。そこで「LUNAは高音が出ないからダメ。このままじゃアーティストになれないよ」って言われ続けていたんです。どんなに頑張っても高音が出なくて、あまりにも「ダメ、ダメ」と言われ過ぎて、それで歌うことが怖くなっちゃったんですよ。そんなときにFYURAプロジェクトのプロデューサーが「LUNAの低音は強みだよ」と言ってくれたんです。声が低いのはいけないことだと思っていたのに、それを褒めてもらえたことが私の中で大きな支えになったんですよね。


―コンプレックスを長所として捉えられるようになったと。

LUNA:そうなんです。メンバーのみんなも「LUNAの低音は必要」と言ってくれて、そんな風に認めてもらえるようになってから「歌ってやっぱり楽しいな」と改めて思えたんです。それをきっかけに「私は絶対にここに残る」と。FYURAは自分の弱みも強みに変えてくれるグループだったから「ここで頑張りたい」と思えたんですよね。

6人組ボーカルグループFYURAが語る、ゼロから走り出した覚悟「夢はコーチェラ」

©️elements ltd.

Niina:私はみんなよりアカデミーに在籍していた時間は短くて、2,3年しかいなかったんですけど、それでもダンスを習ったり、演技もやったり、ソロ志望だったから自分の書いた歌詞とかで審査を受けたり、いろいろ経験させてもらっていたんです。そんな中でFYURAプロジェクトに出逢って、それまでグループでの活動が本当に苦手だったんですけど、プロデューサーから「リーダーをやらないか?」と言われて。今より若かったこともあって「できませんよ」って言ったんですけど(笑)、そこでリーダーになったことが私の人生の中で大きな転機になったんですよね。そこからFYURAプロジェクトが始まって、いろんな経験をさせてもらって、いろんな音楽を教えてもらって、コーラスの面白さも知れたし、アーティストとしての視野もすごく広まって。メンバーのみんなと活動していく中で自分の居場所ができたんです。で、リーダーとしての責任感も芽生えていたので、ここに残らない理由はひとつもなかった。

―その想いに共鳴したメンバーが残って、今の6人のFYURAが結成されたわけですね。


Niina:この5人が「FYURAに残る」と決めてくれた。それに対する「ありがとう」という想いを胸に当時から今日まで活動しています。

―そうして結成されたFYURA。自分たちでは今、どんなグループになっていると感じていますか?

Niina:FYURAはリードボーカルが6人集まったグループだと思っていて、いちばんの武器は歌声。全員、声が違っていて、それが合わさったときに美しくひとつになる。そこがいちばんの強みだと思っています。あと、FYURAという名前の由来として「1/fゆらぎ」という言葉があって。自然の音だったり、人々が癒される音のことをそう呼ぶんですけど、私たちも音楽で癒しだったり、いろんなエネルギーを届けられるアーティストになりたいんです。得意なジャンルも好きなジャンルも違う6人なんですけど、その6人でそういう音楽を奏でられるグループになっていけたらなと思いますね。

―では、FYURAの6人それぞれがどんな個性や魅力の持ち主なのか。読者の皆さんに知ってもらいたく、1人1人について語ってもらいたいんですけど、まずNiinaさんは5人から見てどんなメンバーですか?

6人組ボーカルグループFYURAが語る、ゼロから走り出した覚悟「夢はコーチェラ」

Niina©️elements ltd.

yuzu:リーダーでいちばん年上なんですけど、普通に「同じ歳かな?」みたいな。

Niina:私と15歳が(笑)?

yuzu:精神年齢もそうだし、言動も考えもぜんぶ「同級生だったかな?」みたいな。漢字も読めないし、封筒の宛名って縦書きなのにぜんぶヨコで書いてて、何故か上のほうにちっちゃく書いていたんですよ。「マジか?」と思って。音楽に関しては本当にマジメで、みんなのこともちゃんと見てまとめてくれるし、ひとりひとりの武器をいちばん理解して引っ張ってくれる良いリーダーなんですけど……。

―封筒の話のインパクトが強すぎて、そのあとの良い話が入ってこないです。

一同:(爆笑)

―本来、最年長が最年少にするような話なのに、まさかの逆っていうね(笑)。

Niina:封筒の書き方は勉強になりました。切手の貼り方も教えてもらったし(笑)。

Vivyy:リーダーの音楽に対する才能や姿勢に関しては、本当にリスペクトしているんですよ。FYURAでカバー動画を撮って公開したりしているんですけど、そこでカバーさせてもらうアーティストさんへのリスペクトを込めながらアレンジしているのも伝わるし、音楽にものすごく愛がある人。それは昔から感じていて、FYURAプロジェクトからFYURAに変わるときも「リーダーがおるから残る」と私は言ったぐらい尊敬しているんですけど……それとは裏腹にポンコツな部分がある。

―ステータスを音楽に全振りしちゃったんですね。

Vivyy:そうなんですよ! 常識的な部分が欠けてる(笑)。でも、そういう意味でもめちゃくちゃアーティスト肌なんだと思います!

Niina:上手くまとめてくれてありがとう(笑)。

―続いて、LUNAさん。

6人組ボーカルグループFYURAが語る、ゼロから走り出した覚悟「夢はコーチェラ」

LUNA©️elements ltd.

一同:うるさい(笑)。

Yuki:見た目とのギャップがスゴい。

Niina:綺麗だし、ちょっとおとなしくて、ステージ上でもしおらしいイメージがあったんですけど……結構ふざけるし、お姉さんに見られがちだけど、実はいちばん妹っぽい。3歳児(笑)。

LUNA:心は末っ子だからね。

Niina:でも、メンバーの心情とかをいちばん察してくれる。あと、ロマンティック。

Vivyy:面倒見が良いよね。Yukiとかyuzuとか本当の末っ子たちと一緒になって「わーい!」って遊んでる。精神年齢が近いのかな(笑)。

yuzu:でも、音楽面においては、私はハモりがめっちゃ苦手なんですけど、すぐ「大丈夫?」って気にかけてくれて、いつもいろいろ教えてくれる先輩でもあります。

Vivyy:ハモりは得意よね!

Niina:LUNAがいないと、FYURAのハモは成立しないんですよ。女の子でこれだけ見事な低音が出せる人はなかなかいないので。だから、ありがとう!

LUNA:照れる。

yuzu:なんかこれ、恥ずかしいね(笑)。

―では、そんな恥ずかしがっているyuzuさん。

6人組ボーカルグループFYURAが語る、ゼロから走り出した覚悟「夢はコーチェラ」

yuzu©️elements ltd.

Vivyy:yuzuか。えーとねぇ……。

yuzu:困らないでもらっていい(笑)?

Niina:ほんまに好奇心旺盛だし、私たちに新しい世界を見せてくれるんですよ。例えば、ディズニーランドに連れて行ってくれたり。

―15歳に連れて行ってもらっているんですか(笑)?

一同:(笑)

Niina:あと、音楽についてすごく詳しいです! 自分の好きな音楽についてちゃんと調べようとするし、ルーツが分かっているから深く話せるんですよね。自分ができないことに対して「悔しい」と思ったらすごく勉強するし、私は「無理やったら誰かに変わっていいよ」って言うんですけど、yuzuは「いや、やりたい!」みたいな。最年少で福岡から上京してきているだけあって、そういう強さがある。出逢ったときは小学生だったんですけど、その頃から私はずっとリスペクトしています。

Yuki:本当にド根性の人なんですよ。しっかり者で、私もいろいろ教えてもらったりするんですけど、本当に尊敬しています。

Vivyy:元々ダンスをしていたから、FYURA全体でのグルーヴ感をつけるときの構成力とかスゴいんですよ。普段は「グミが好き」みたいな赤ちゃんみたいなところもあるんですけど(笑)。

Yuki:めっちゃプレゼントしてくれます。お揃いのモノを全員に。

―それはみんなと同じモノを持ちたいから?

yuzu:うん。

一同:かわいい!

―生意気な最年少キャラかと思ったら、ツンデレなんですね(笑)。続いて、Yukiさん。

6人組ボーカルグループFYURAが語る、ゼロから走り出した覚悟「夢はコーチェラ」

Yuki©️elements ltd.

yuzu:手に負えない。歌に関しては、アカデミー時代はトップだったんですよ。数字でランク付けされていたんですけど、ずっと福岡校のトップはYukiちゃん。だから、最初は話しかけづらかったんですよ。エリートだったから。

Yuki:お恥ずかしい……。

yuzu:で、FYURAになってから、年齢も近いし、出身も一緒だから話すようになったんですけど……「え、この人、歌は上手いけど、プライベートはこんな感じ?」みたいな。本当におかしいんですよ。一緒に福岡から東京へ行くことが多いんですけど、コンビニで爆買いしたり。一泊するだけなのに、1回の買い物でドリンク3本、パンを4個、お菓子を5個も買ったりするんですよ! そういう私からしたら絶対にあり得ないことをするんですけど……歌えるからいいかって。

Vivyy:リーダーより歌に全振りしているかもしれない(笑)。

Niina:音楽に関しては、天才。知らない曲をカバーすることになっても、いちばんすぐに覚えるのはYukiだし。

Yuki:物覚えはいいですよね。

yuzu:自分で言うな!

一同:(笑)

―続いて、k2さん。

6人組ボーカルグループFYURAが語る、ゼロから走り出した覚悟「夢はコーチェラ」

k2©️elements ltd.

Niina:普段はのんびり屋さんで、人に迷惑をかけないマイペースなんですけど、パワフルな歌い方をするんですよ。フェイクも上手いし、ステージの上に立ったら「わお! 誰?」って思うぐらい変貌する。で、本当に努力家。

yuzu:初めてk2の歌を聴いたときは「こんな人がいるんだ?」と思ったぐらい圧倒されて、あの驚きは今でも覚えていますね。

Vivyy:でも、yuzuはいちばんk2に当たりが強いんですよ(笑)。

k2:私に対する毒舌がスゴいんですけど、ちょくちょくデレを見せるから許せるというか(笑)。

Niina:結構、連絡取り合ってるもんな。プライベートで。

k2:毎日のように連絡きます。

yuzu:ネッ友。ネットの友達。

―メンバーのこと、ネッ友って言わないでしょ(笑)。

Vivyy:いちばん甘えるやん、k2に。

Niina:この前もみんなで一緒に寝ることになったときに「k2の隣がいい」って言い出して(笑)。

LUNA:かわいい!

k2:隣で寝てたら、こっそり手を繋いできたりして。

yuzu:ネッ友、ネッ友! ネッ友だから!

―ネッ友と手繋がないでしょ(笑)。

k2:そういうところが「かわいいな」って。なので、ネッ友とか言われているんですけど、私からしたら「愛しの妹」って感じ。

―続いて、Vivyyさん。

6人組ボーカルグループFYURAが語る、ゼロから走り出した覚悟「夢はコーチェラ」

Vivyy©️elements ltd.

Niina:本当に自由な人の代表。最初に出逢ったときは、音楽に対して私と真逆のタイプだったんですよ。私はマジメで、Vivyyは楽しみながら音楽をやっているイメージ。器用だから、音楽以外も同時に楽しめるタイプだったし、自由すぎていちばん離れていきそうな印象だったんですけど、実際は大学を辞めてまでFYURAに来てくれて。音楽に人生を懸けているんですよね。だから、自由ながら強い気持ちを持っているメンバーでもあるんです。あと、Vivyyのステージはエグいです。

Vivyy:どういうこと(笑)?

Niina:見せ方がもう引き込まれます。これは最初からリスペクトしているところ。

LUNA:Niina、Vivyy、LUNA、yuzuの4人は、同じ寮に住んでいるんですよ。で、自分が悲しい想いをしたり、相談事があるときはすぐにVivyyのところへ行くんですけど、よく一緒にベランダでしゃべったりとか、公園に行って話を聞いてもらったりしていて。だから、私からするとお姉ちゃんみたいな存在なんですよね。解決案もくれるし、寄り添ってもくれるし、歌の面ではもちろんなんですけど、人としても彼女のことはリスペクトしています。

yuzu:みんなのお姉ちゃんみたいな感じ。だから、何かをやるときに一緒にいると心強い。

k2:潔いよね。決断が早いんですよ。スパスパと決めてくれる。

yuzu:「もうええで、ええで!」みたいな。「Vivyyがそう言ってるならそれでいっか」ってなるから悩まずに済む。

Vivyy:(Yukiを見て)いちばん面倒見てるの、あんたやと思うねんけどな? なんかないん?

一同:(笑)

Yuki:自由人とは言っているけど、意外とちゃんとお姉ちゃんというか姉御肌みたいな感じで。すぐ「大丈夫、大丈夫!」って言ってくれるから有難いなと思っています。

Vivyy:よくできました(笑)。

―そんな6人6様の個性的なメンバーが結集したFYURAですが、インスタでの総再生回数1340万回、TikTokでの総再生回数2840万回。自分たちの歌がこれだけ多く聴かれている状況には、どんな感慨を持たれていますか?

Niina:SNSはみんなでやってきてはいたんですけど、火がつきはじめたのは、去年の11月頃で。毎日歌って撮影して編集して公開するのは大変だったけど、本当にやってきてよかったと思いましたし、今の時代は自分たちからメディアで発信していくことが大事なんだなと、改めて思いましたね。

―そして、今現在は5カ月連続リリース期間の真っ只中となっています。これはどういう流れで挑戦することになったんでしょうか?

Niina:4月7日にデビュー曲「声は風」を1stシングルとしてリリースさせていただいたんですけど、その5カ月先に初めてのワンマンライブツアーを決めていたんですよ。なので、そこに向けての5カ月連続リリースなんです。まず1stシングル「声は風」は、映画『片思い世界』の中で子供たちの歌う合唱曲があるんですけど、それを私たち6人がインフォーマルソングとしてカバーさせてもらって。この曲のおかげでデビューもできたし、テレビにも出させてもらったんです。

yuzu:その曲が私たちのデビューシングルだったから、例えば、Apple Musicに自分たちの名前がある嬉しさもあったし、デビュー日に『COUNT DOWN TV』にも出させてもらったんですけど、反響がすごく大きかったことも嬉しかったです!

Niina:そんな華々しいスタートを切らせてもらった翌月に、2ndシングルとしてリリースしてもらったのが「The Way」で、この6人でFYURAを改めて結成したときに出来た曲なんです。私たちが普段から考えていることや口にしていることがそのまま歌詞になっていて、これまで歩んできた道から新たに歩んでいく道へ。そのときの想いが全部詰まった曲なんですよね。自分もこの曲に救われましたし、今、苦しんでいる人とか道に迷っている人たちに届けていきたいなと思って歌っています。

Vivyy:自分たちのリアルが詰まっている曲だなと思うし、自分たちと同じ年代の子が聴いたらより刺さるんじゃないかなと思います。

k2:そして、今月27日にリリースされる3rdシングル「BE FREE」は、タイトル通り「自由になっていいよ! みんなで踊ろう!」みたいなファンクの曲なんですけど、メロディはタテノリの感じで、コーラスはヨコノリの感じだったりして、グルーヴィーな感じを出す為にみんなですごく頑張って歌いました。私たちのテーマソングみたいな曲だなとも思いますし、心踊るような気持ちになれる。ラップも入っているし、6人それぞれの個性も発揮できている曲だなと思います。

Vivyy:夏にピッタリなファンクソングなので、皆さんにはドライブでかけてほしいですね!

Niina:ジャケット写真にも拘っていて、1stから3rdまで自分たちで撮った写真を使っていて。今回の「BE FREE」はVivyyがジャンプしているところをYukiが撮影しているんですけど、自分たちの普段を切り取ったような写真になっているんです。

―そして、この先、第4弾、第5弾のリリースがあって、8月に初のワンマンライブツアー「FYURA 1st LIVE TOUR ~ 東京だよ! 大阪やでぇ! 全員集合!!~」の開催を控えているわけですけど、どんなツアーにしたいと思っていますか?

yuzu:本当に全員集合してほしい! 8月22日に東京・渋谷WWW、8月30日に大阪・Music Club JANUSでワンマンライブをするんですけど、どちらも夏祭りをテーマにしているんです。夏祭りの楽しい感じと、夏の終わりの切ない感じ。それを音楽で届けてみんなを感動させられたらなと思っています!

Niina:いつまでも忘れられない「あの日はヤバかった」と思い続けてもらえるようなライブにしたいし、自分たちのいろんなジャンルを打ち出しながら、FYURAにしか表現できないストーリーを描いていきたいと思っているので、音楽が好きな人は渋谷と心斎橋に全員集合していただきたいなと思っております。ぜひ来てください!

―楽しみにしています! では、せっかくの結成後初のメンバー全員揃い踏みインタビューなので、最後に6人それぞれの夢や目標を聞かせてください。

Niina:私たちは一緒に歌い始めてからずっと掲げている、いちばん大きな目標があるんですけど……「コーチェラ」(※世界最高峰、アメリカ最大級の音楽フェスティバル)に出たいんです。日本を代表してそういうところに出られるようなアーティストになるべく、いろんなことに挑戦しながら走っていきたいなと思っています!

LUNA:FYURAとしての目標は、リーダーが今言ってくれたのと同じなんですけど……私は本当にR&Bが好きなんですね。でも、日本で「R&B」と言うと、音楽好きはもちろん分かると思うんですけど、R&Bがどういう音楽かよく知らない人たちはまだまだ多くて。だから、R&Bの良さを広められるアーティストになりたいです!

k2:「コーチェラ」がいちばんビッグな目標なんですけど、その為にもいろんなフェスとかに出たいし、FYURAの音楽をもっと身近に感じて聴いてもらえるようになってほしいなと思うし、自分たちの強みはライブでもあるから、それを直接いろんなところに届けに行きたいです。あと、みんなで曲もつくりたいです!

yuzu:やろうぜ!

Vivyy:FYURAをいろんな人に知ってほしい。本気で音楽をやっている自分たちのことをもっといろんな人に知ってほしいし、できるだけたくさんのライブにどんどん出て行きたいんですけど、ちょっと違う方向で言うと……FYURAはしゃべりも面白いんですよ。だから、ラジオとかやりたいですね!

Yuki:今、毎日いろんな曲を歌って投稿も続けているので、そのコツコツとした積み重ねをこれからも続けていけられるように、みんなで協力して頑張っていきたい。それが目標です!

一同:おぉー!!

yuzu:がんばってね!

―「みんなで」って言ってんのに(笑)。

一同:(笑)

yuzu:がんばろうね! 私はみんなでワールドツアーがしたいです! FYURAがインスピレーションを受けているのは海外の音楽だから、自分たちの武器とそういうインスピレーションを受けたものをミックスして、FYURA独自のジャンルやスタイルを打ち出していって、まずは日本だけど、いつか海外にも飛び出していけるように頑張っていきたいです。あと、今年の夏の目標としては、みんなで沖縄に行きたいです!

Yuki:みんなで遊びたいね!

Niina:じゃあ、沖縄でもう1回取材もしてもらおう(笑)。

yuzu:次回は、沖縄のビーチに集合でお願いします(笑)!

<リリース情報>

6人組ボーカルグループFYURAが語る、ゼロから走り出した覚悟「夢はコーチェラ」


FYURA
「BE FREE」
6月27日配信
https://orcd.co/fyura_be-free

<ライブ情報>

初のワンマンライブツアー「FYURA 1st LIVE TOUR ~東京だよ!大阪やでぇ!全員集合!!~」
2025年8月22日(金)東京・渋谷WWW
2025年8月30日(土)大阪・ Music Club JANUS
https://www.fyura.jp/1st-live-tour/

Official HP https://www.fyura.jp
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