パンクバンドは「American Idiot」でセットをスタート。この曲の中でアームストロングは歌詞を〈俺はMAGA(Make America Great Again)の一味じゃない〉」と改変した。これは近年のグリーン・デイのライブでよく見られる変更だ。続けてバンドは「Holiday」へと突入し、演奏中のジャムセッションで「くたばれドドナルド・トランプ」と叫ぶよう観客に呼びかけた。
セットの中では、「Wake Me Up When September Ends」を演奏する前に、アメリカ国歌「星条旗」の一節も披露された。
ビリーはトランプとその政策に対する声高な批判者として知られ、グリーン・デイのライブを通じて大統領やその側近たちを公然と非難してきた。6月には、移民社会を標的にした強制捜査に抗議するロサンゼルス地域の住民たちを支持し、移民税関捜査局(ICE)およびトランプ政権に向かって「くたばれ」と叫んでいる。
「American Idiot」はもともとジョージ・W・ブッシュ政権を批判するために書かれた楽曲だ。今年の〈ニューイヤーズ・ロッキン・イヴ〉でも、グリーン・デイは〈MAGAの一味じゃない〉と印象的に歌ってみせた。1月の大統領選後には、ビリーはイーロン・マスクにも矛先を向けた。南アフリカ・ヨハネスブルグでの「American Idiot」演奏時、歌詞を〈イーロンの思惑には加担しない〉と変更し、テスラとX(旧Twitter)のCEOを痛烈に批判している。
From Rolling Stone US.
Green Day lead singer Billie Joe Armstrong led the crowd in a ”Fuck Donald Trump” chant at their show last night pic.twitter.com/f4c6FSK3k5— Marco Foster (@MarcoFoster_) July 6, 2025
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