ME:I初のアリーナツアーとして、7月26日から約1カ月をかけて長野・北海道・愛知・神奈川・兵庫を巡り、広島グリーンアリーナにてツアーファイナルを迎えたME:I。緊張感と期待感が入り混じる中、ステージ中央に8人のシルエットが浮かび上がると堂々とポージングを決める姿に会場中が釘付けに。デビュー曲「Click」で幕が開けると、「想像以上(ME:I Ver.)」「Million Stars」と序盤から激しいダンスナンバーで会場のボルテージを高めていく。今回のツアーでは、これまでリリースした楽曲の数々をライブならではのアレンジやセットで披露したほか、9月3日発売の1stALBUM『WHO I AM』から新曲5曲もパフォーマンス。オーディション時代の楽曲も今のME:Iならではのステージで会場を魅了した。
終盤、アルバムタイトル曲「THIS IS ME:I」の冒頭でスポットライトに照らされながらステージへ向かう誰かの背中がモニターに映し出されると会場にはどよめきが。ペンライトがオレンジ色に染まり、振り向いた瞬間、昨年から活動休止していたTSUZUMIの姿が見えると思わぬサプライズに割れんばかりの歓声が沸き起こった。鳴りやまない歓声の中、9人で「THIS IS ME:I」を披露し、芯のあるまっすぐなTSUZUMIの歌声が会場に響きわたった。本編が終了すると、会場からはTSUZUMIの名前を呼ぶ声が各所からあがる。再びME:Iメンバーが登場し、アンコールへ。『LEAP HIGH ! ~ 明日へ、めいっぱい ~ (ME:I Ver)』 でメンバーがYOU:MEの近くへ行き、元気いっぱいに手を振る。「私に久しぶりに声聞かせてください!」と TSUZUMIが煽ると、会場全員でサビを歌って大盛り上がり。
ME:IメンバーがYOU:MEを想う率直な気持ちが綴られた「Fan Letter」では、どんな時でも支えてくれるYOU:MEへの感謝やこれからも共に歩んでいきたいという思いを込めて歌いあげ、思わず涙を流すメンバーの姿も。最後の挨拶でTSUZUMIは「メンバーの頑張ってる姿をみて頑張れたり、YOU:MEの皆さんのおかげでここまで頑張ってこれて、今日ここに立つことができて、戻ってこれて本当に幸せだなと思いました!」と元気な笑顔でコメント。メンバーもそれぞれツアーを振り返り、大変なことも多かったと正直に話しつつもYOU:MEへの感謝や共に走り抜けたメンバーへの思いを語った。KEIKOは用意してきた手紙で思いを伝え「全員に大きな幸せが降り注ぎますように! そしてみんなの未来が明るくありますように! すべての都市で出会ったYOU:MEに感謝しています! 本当にありがとう!」と締めくくった。TSUZUMI復帰の知らせを受けてXではTSUZUMIの名前や「つづおかえり」など関連ワードがトレンド1位に入り、活動再開を祝う声が多数寄せられた。
また、公演の最後にはサプライズで追加公演が発表され、「2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR ”THIS IS ME:I” ENCORE IN TOKYO」として12月13日(土)・14日(日)に東京・有明アリーナで開催される。チケットの最速先行受付は9月3日(水)12:00から開始となり、詳細は特設サイトにて。なお、「WHO I AM」の楽曲は、9月1日(月)0時から全曲配信スタートしている。