リンプ・ビズキットの創設メンバーでベーシストのサム・リヴァースが、現地時間18日(土)に死去した。享年48歳。
バンドがSNS上で訃報を発表した。

「今日、僕たちは兄弟を、バンドメイトを、心臓を失った」リンプ・ビズキットはインスタグラムにリヴァースの写真とともにこう投稿した。「サム・リヴァースは単なるベーシストではなかった。彼は純粋な魔法そのものだった。あらゆる曲の下に流れる鼓動であり、混沌の中の静けさであり、音の中の魂だった」

リヴァースはフレッド・ダーストとフロリダ州ジャクソンビルで出会い、短命に終わったバンド、マラカイ・セイジで共に活動。その後1994年、バンドが解散すると、リヴァースはいとこのドラマー、ジョン・オットと共にダーストとリンプ・ビズキットを結成した。ほどなくしてギタリストのウェス・ボーランドが加入し、後にDJリーサルを加えたオリジナルの布陣が完成する。

1997年にデビュー・アルバム『Three Dollar Bill, Yall』をリリース。そして1999年の2作目『Significant Other』が、シングル「Nookie」のヒットによってビルボード200で1位を獲得し、バンドはラップメタル/ニューメタル界の頂点へと駆け上がった。
「僕たちは数え切れない瞬間を共有した――狂気じみた瞬間も、静かな瞬間も、美しい瞬間も。そのすべてが特別な意味を持ったのは、サムがそこにいたからだ」バンドのメンバーは声明でそう綴った。

「彼は一生に一度出会えるかどうかの人間だった。
本物のレジェンドの中のレジェンドだ。彼の魂はこれからも、すべてのグルーヴの中に、ステージの上に、記憶の中に生き続ける。愛してるよ、サム。これからもずっと一緒だ。安らかに眠ってくれ。君の音楽は永遠に鳴り続ける」

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