【画像】Age Factory、Zepp DiverCity公演(全9枚)
「陽炎」がSEとして響き、白いライトが激しく明滅する中、清水英介(Vo・G)、西口直人(B・Cho)、増子央人(Dr・Cho)、そしてサポートギターの有村浩希が登場。1曲目は、「rest/息」。ツアーファイナルということもあってか、4人の渾然一体のサウンドは痺れるほどに極まっていて、何より、歌であり、シャウトであり、ポエトリーリーディングであり、同時に、そのどれでもない、まるで魂の猛烈な震えそのもののような清水のボーカルは本当に圧巻。「最後までよろしく」という簡単な挨拶を経て、続けて「海に星が燃える」へ。まだ序盤にもかかわらず次々と続出するダイバー。ここまではアルバム『Sono nanika in my daze』の冒頭をなぞるセットリストだったが、ここで「Shadow」が披露される。並々ならぬ歓喜の声。さらに沸き立つフロア。
Photo by Kazma Kobayashi(Bearwear, UUWorks)
「全員でいこう」。清水の呼びかけの後、ここから再び、最新アルバムの楽曲が連打されていく。「3」、そして「漆黒」。次の曲に移ろうとしたタイミングで清水のギターにトラブルが発生。清水は、「かましすぎたわ」とぼやきつつ、復旧に時間がかかりそうな空気を察して、「どうせならしゃべろうかな」とMCを始めた。彼は、これまで15年間、Zeppツアーを目標にバンドをやってきた、とこれまでの歩みを振り返った上で、「15年間やってきたことは間違ってなかった」と語った。観客から送られる温かな拍手。そして、「このツアー初、メンバー喋るか」「なかったらいいよ」とメンバーに呼びかけ、西口が「でも、まぁ、感謝ですね、やっぱり。ありがとうございます。だけかな」と語る。続けて、増子が「シンバルが折れたので変えました」と報告、BOYが「これからもAge Factoryを、皆さん愛してください」と呼びかけたところで、ギターが復旧。
ここから、「Sono nanika in my daze」より前までの楽曲を軸とした展開へ。まずは、「向日葵」。何度も巻き起こる観客の一斉ジャンプ。清水は、「俺はずっと友達のために曲を作ってる。あいつらが踊ればいいなって思ってる。そこにみんなもいる」と告げた上で、「今ここにいる友達に」向けて、「Dance all night my friends」を披露。自由に踊り、歌いながら、胸の内の全ての感情を高らかに解放していく観客。その熱量と高揚感は次の「HIGH WAY BEACH」へと引き継がれ、そして、「もう一人、最高な友達がいるんだ」と清水が告げて披露した「may feat. lil soft tennis」では、lil soft tennisがステージに登場。2人目のスペシャルゲストの登場を受け、さらに沸き立つフロア。
Photo by Kazma Kobayashi(Bearwear, UUWorks)
ここで、しばしの沈黙。フロアから「ありがとう!」の声が次々と送られる中、清水が語り始める。「俺らを最高にしてるのは、演奏、音だけじゃない」「ここにいる一人でも欠けてたら、全く同じ景色はない。俺たちは同じポイントにはいない」「みんながAge Factoryの一部なんだよ」「俺たちのためにも、Age Factoryのためにも、いこう」。そして、「Blood in blue」へ。はじめはステージを照らしていた青いライトが、サビになるタイミングでフロアのほうを向き、一人ひとりの観客を鮮やかに照らし出す。
今回のライブを締め括ったのは、アルバムのラストの3曲。「鳴っていたピアノ」、そして、「俺らがここにいるのは偶然じゃない、そう思うんだ」という言葉を添えて「Because」を披露。ここで清水が再び語り始める。「俺たちは進む。たとえ間違いだとしても、俺たちはこの道を進む。そう思えた。本当にそう思えた。だからもう戻らない」。深い決意の言葉の後、清水は「ありがとう」と感謝を告げ、ラストの「Sono nanika in my daze」へと繋ぐ。全身全霊を尽くし切るような渾身のサウンド、そして、魂の絶唱。観客は、圧倒されるように、もしくは見惚れるように、ただただ立ち尽くしている。
セットリスト
1. 陽炎(SE)
2. rest/息
3. 海に星が燃える
4. Shadow
5. 3
6. 漆黒
7. hernoiz feat. YDIZZY
8. CLOSE EYE
9. 向日葵
10. Dance all night my friends
11. HIGH WAY BEACH
12. may feat. lil soft tennis
13. プールサイドガール
14. TONBO
15. 1994
16. Blood in blue
17. Everynight
18. 鳴っていたピアノ
19. Because
20. Sono nanika in my daze


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